貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 193 チーム制が生かされない問題 第3弾(大型店の問題点)チーム内でお勧めスタイルを共有すると‥!?

 第2弾では、チーム制の作り方(組み方)によってより生産性が変わるというお話をさせて頂きました。
 スタイリストとアシスタントでチームを作るのではなく、スタイリストとスタイリストがチームを組んで、そのチームの下にアシスタントを配属するやり方です。一見何が変わるの?と思われるかも知れませんが、作業効率も作業スピードも格段に違ってきます。
 『スタイリストとスタイリストを組ませる』と言っても、片方のスタイリストは、デビューして間のないジュニアスタイリストか、もしくは指名50万円以下の伸び悩みスタイリストです。つまり、担当客数が少ないので、手の空いているスタイリストということです。

 手の空いているスタイリストを売れっこスタイリストに組ませることにより、売れっ子スタイリストの数字が飛躍的に伸びますし、伸び悩んでいるスタイリストを売れっ子スタイリストと組ませることにより、売れるコツが分かるようになり、成長することができます。
 またおのおののスタイリストが個別で予約を取るのではなく、チームで予約を取れば、より効率的な予約の取り方が可能になります。

 第3弾では、チームで最大限に生産性を上げるコツをお伝えさせて頂きます。指名売上が200万、300万‥を超えてくるような超一流の美容師さんは、一人のお客様を最初から最後まで自分一人ではできませんよね。

 同じ時間帯に何人も重ねて担当していますよね。ですので、極端に言えば、パーマのワインディングやカラー塗布等は、極力アシスタントに任せていかないとお客様を同時にこなすことができませんよね。

 かと言って、一流の美容師さんの技術に惚れ込んでいるお客様に、技術的に未熟なアシスタントが施術をしますと、失客に繋がりますよね。

 ですので、チーム内でアシスタントが固定化することによって、アシスタントの技術レベルを把握したうえで任せることができますよね。

 技術レベルを把握していないアシスタントに施術を任せることが不安な状態だと、いくら売れっ子のスタイリストでも、任せることを躊躇してしまい、結局自分一人で何もかも施術をしてしまいますし、それでは超一流の仲間入りはできませんよね。
 そこで、チームの生産性を上げるコツの一つとして、チームでお勧めするスタイルを共有していきます。
 売れっ子スタイリストが今後自分のお客様に提案したい(お勧めしたい)スタイルを、チームのメンバーに伝授していきます。
 「この春夏のパーマ(カラー)スタイルを4月からお勧めするので‥」と、このスタイルの(カット)切り方(パーマの)巻き方、(カラーの)塗り方、(スタイリング)仕上げ方を教えていきます。 
 教えている段階で、チームのメンバーの力量(技術レベル)を把握することができますので、安心して任せることができるようになります。
 伸び悩みスタイリストやアシスタントにとって、これほど勉強になる取り組みはありませんよね。学んだことを即実践できます。
 チームで、お勧めするスタイルを共有することにより、格段にお客様を同時にこなすスピードが変わりますよね。
 それにより、チームの生産性が限りなく上がるようになりますよね。
お試しください。

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