貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 171 行動に移すのが遅い幹部の問題 (大型店のお悩みシリーズ)第4弾

  行動に移すのが遅い根本原因は、行動管理(スケジュール管理)ができないからですね。例え技術が上手くても、売上を上げることができたとしても、行動管理が苦手なズボラな店長もいますよね。第2弾、第3弾でもお伝えしましたが、行動管理とは?

1.自分がやるべきことを書き出して、

2.優先順位をつけて、並び替えて、

3.スケジュール帳に落とし込んで、

4.日々スケジュール帳を確認しながら行動に移す。

 です。この一見単純な作業ですが、苦手な人からすれば、とても難しいことですね。ですので、担当上司(マネージャー等)が、できるようになるまで、根気よく行動管理をサポートしながら育成する必要があります。

 1.~3.までは、マンツーマンで一緒に手帳に書き込みながら行動管理のサポートをしていけばいいですよね。

 ただし、4番の『日々スケジュール帳を確認しながら行動に移す』は、マンツーマンという訳にはいきませんよね。手帳に書くことはできても、その手帳を見る習慣が無ければ、行動に移すことができませんよね。

 この単純な行動の『手帳を見る習慣』を身につけることは、今までやってこなかった人からすれば、至難の業です。

 手帳を見る習慣をつけるちょっとしたコツですが、ご紹介しますね。手帳を開く時刻を決めることです。毎日、朝8:30とか、夜の10:30とか‥同じ時刻にアラームか、もしくは自分が元気になる曲が流れるように設定して、同じ時刻に手帳を見る習慣をつけていきます。効果的ですので、お試しください。

 それでも、できない人には、最後の手段があります。昔、実際に私がズボラな店長に取り組んだやり方をご紹介しますね。今考えれば、かなり粗治療ですが、行動管理の習慣化に成功しました。

 そのやり方とは、毎朝、同じ時刻に私は店長に電話をかけました。店長が電話に出て、私は、

私:「おはよう!では手帳を開いて!‥何て書いてある?」

店長:「今日は、○○をすることと、✖✖をすること‥と書いてあります」

私:「そっか~では頑張ってね!」

このやりとりを毎朝続けました。

 すると、だんだん、習慣化されてきて、いつしか、私が店長に電話する前に、店長から私に電話をかけてくるようになりました。(驚)

 もう大丈夫だと確信した私は、「もう電話はしなくていいよ!」と伝えて、それ以降、行動管理はもちろんのこと、行動が早い店長に化けました。

 店長の行動が早くなり、スタッフからの信頼を得る事ができるようになりました。このやり方が、ベストかどうかは分かりませんが、お悩みのリーダーは試してみてもいいかも知れませんね。

 

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