貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 188 伸び悩み社員の問題(指名売上50万以下のスタイリストの存在)大型店の問題点 第1弾

 スタッフ数が増え、店舗数が増え、美容室が大型店化していった要因は、最低でもデビューまでの教育がしっかりしているからですよね。デビューするまでの段階で、大きくつまずき、退社が多いサロンでは大型店にはならないですよね。

 デビューまでの教育が充実し、毎年デビュー者が増えて参りますと、同時に伸び悩みのスタイリストの数も、増えてくることがありますよね。

 特に指名50万円以下の伸び悩みスタイリストの存在が増えててまいりますと、生産性の悪化に繋がりますよね。

 では、なぜ、指名50万円以下の存在が増えると、生産性が下がってしまうのでしょう?

 客単価にもよりますが、指名50万円以下のスタイリストは、一日に入客する人数が、だいたい3人前後ですよね。

 一日3人程度の入客ということは、午前中に1人、お昼をゆっくり食べて午後から2人入客するペースですよね。ということは、メンバーの中で、一番手が空いているスタッフが、50万円以下のスタイリストになるケースが多くなります。

 アシスタント業務は、部下であるアシスタントが忙しく動き回りますので、デビューしている50万円以下のスタイリストの手が空く場面が増えてしまい、生産性が下がってしまうという現象が起きてきます。

 いくつか、解決策をご紹介していこうと思います。

 先ずは、指名50万以下のスタイリストの称号を『スタイリスト』から『ジュニアスタイリスト』にされるといいと思います。『ジュニアスタイリスト』の称号にすることによって、半分はアシスタントで、アシスタント業務を義務付けることです。

 デビューを済ましているスタッフが、他のスタイリストの施術をアシストしますので、生産性が格段に上がることはいうまでもありませんよね。特に、カラーやパーマ等の特殊技術や仕上げ等のアシストがあれば、伸びているスタイリストの売上が、さらに伸びてきますよね。

 ただ、気をつけなければならない点は、本来のアシスタントの成長機会が減りますので、その辺りは、アシスタントにも入客チャンスを与えながら‥ということになります。

『スタイリスト』の称号を得るためには、例えば、指名売上75万以上とか、指名80万以上とかに規定を作り、スタイリストの『称号』と『昇給』を得られる形にすれば、伸び悩みスタイリストにとっても、目標が明確になるますよね。

 如何でしょうか?


 

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