貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 178 言ったらやるけど、言わないとやらない幹部の問題(大型店のお悩みシリーズ)店長に『自由』と『責任』を与えると解決?!第2弾

 第1弾では、指示待ち店長に育つかどうかは上司次第というお話をさせて頂きました。昔からよく言われる『ワンマン経営』寄りのトップは、指示待ち店長が育ちやすいという事だと思います。

 美容室の経営者の場合、元々能力の高い優秀な美容師さんが多いですので、このトップダウンの傾向になり易いと思います。今では少なくなりましたが、スタッフや同じ業種の仲間から「先生っ!」って呼ばれる職種ですので、全てを教えて指示を出そうとするトップダウン型経営になり易いのかも知れませんね。

 決してワンマン経営が悪い訳ではありませんよね。立派に経営されている方もいらっしゃいますよね。但し、『指示待ち店長』から、自分で考えて自分で動いていく『自立型店長』に育成させるためには、思い切って任せる必要がありますよね。

 何を任せるのか?と言いますと、『やり方方法』です。経営者は四六時中会社のことや『やり方方法』を考えていますよね。ですので、店長が短時間で考え出したアイデアより、いつも考えている経営者のアイデアの方が、優っていることの方が多いと思います。一概には言えませんが、経営者のアイデア90点、店長のアイデア60点ぐらいの差があるように思います。

ところが、経営者のアイデア90点を採用しますと、

スタッフのやる気 50点

結果に対する責任感 50点

スタッフの行動 50点

成果50点になり易いと思います。

一方、店長のアイデア60点を採用した場合は、

スタッフのやる気 100点

結果に対する責任感 100点

スタッフの行動 100点

成果80点

 極端な例えですが、必ずしも、経営者のアイデアが良い結果をもたらすとは限らないと思います。

 『やり方方法』を任せるということは、店長に『自由』と『責任』を同時に与えることになりますよね。この『自由』と『責任』を同時に与えることによって、店長やスタッフの遣り甲斐に繋がることになると思います。

 ご参考まで‥。



 

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