貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 76 苦労して獲得したのはいいけれど‥いつも期待外れだったと、がっかりしているリーダー必読!

 多額の求人コストをかけて、やっとの思いで獲得した新卒者。期待していたにも関わらず、月日が立つにつれ、向上心の無さ‥挙句の果てに退社‥ガッカリした経験は、ありませんか?

 私も昔、そう思った経験があります。昔の出来事ですが、いつも練習をサボっていた女性スタッフの顔が、いつも青あざができていて、尋ねると、「彼氏に殴られた」と…。そういうスタッフが多かったです。(笑)それはまだ、求人活動を、まともにしていない頃、ギリギリになって面接に来た美容学校生をいつも採用していたからかも知れませんね。

 できれば、向上心のある美容学校生を採用したいものですね。ところが、向上心のある美容学校生は、そもそも、多くはいないですよね。

 美容学校生が100人いたとして、向上心のある順番に並べてみると、放課後、自ら進んで残って練習するような生徒は、上位20%(20人)と言われています。逆に向上心がなく、好きな恰好ができるから‥みたいな動機の不純な美容学校生が下位20%いるそうです。中間の60%の生徒は、至って普通の生徒です。可もなく不可もなく、基本的には真面目で、頑張れば出来る子たちですね。

 うちのスタッフは、中間の60%のスタッフが多いような気がします。言い方は悪いかも知れませんが、中の中~中の上ぐらいの子たちが多いです。(笑) 時々、間違って、上位20%の生徒が混じることがあります。入社後、「あれっ?思っていたより違う!」と思っていることでしょう。(笑)

 上位20%のスタッフは、就活の時期も早く、技術力のあるサロンを求めていますよね。撮影に力を入れていたり、ヘヤショーやコンテストに力を入れているサロンを求めていますよね。

 もしも、向上心のある生徒の採用を望むなら、そういう受け皿のあるサロンや会社を作る必要がありますよね。もしも、そういう受け皿なしで、向上心のある子を入社させると、見切られるのも早いです。会社に魅力が無ければ、いずれは、辞めるか、独立するか、を選択します。

 中間の6割の子たちは、育て方次第になります。上位20%の人とは違って、向上心やモチベーションが、特別高いわけではありませんが、特別低いわけでもありません。会社やリーダーや上司の取り組み方次第になります。

 そういう子たちを精神面も含めて、育てる覚悟があれば、本当に育った時に、感動や感謝が生まれます。仲間意識や愛社精神を持った子たちに育ちます。

 その子たちは、やがて、会社を支えてくれる幹部に育ちます。昔、先輩にこう言われたことがあります。「今、面接にきてくれている生徒の向上心のレベルが、今の会社の向上心のレベルだと思いなさい‥」と心に突き刺さるアドバイスを頂きました。向上心やモチベーションは、求めるものではなく、こちらから育成するものだと教わりました。そう思うと、どんなスタッフが入社しても、がっかりしなくなりましたし、じっくり育てようと思うようになりました。

 ご参考まで‥。

 

  

 

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