貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 176 報連相の頻度が極端に低い幹部の問題(大型店のお悩みシリーズ)第3弾 相談する目的は、協力を仰ぐため!?

 報告、連絡、相談の3つの中で、『相談』はどれぐらい重要視されていますでしょうか?『相談』といっても、店長から上司に相談する場合もあれば、部下に相談する場合もありますよね。その際、相談量が多い店長と、相談量が少ない店長では、どのような違いがあるのでしょうか?

 先ずは部下への相談です。

 部下への相談をほとんどしない店長もいますよね。自分に自信があり、ミーティング等では、ほとんど自分がリードして物事を進めていくタイプですね。美容師としての力のある店長に多い思います。

 それはそれで問題ないのですが、部下からの人望次第だと思いますね。部下からの人望がある店長でしたら、スタッフが店長についていくようになりますし、もしも、部下からの人望に欠ける店長でしたら、やらされている感が出てしまい、成果が出ないことが多いように思います。

 一方、部下への相談量の多い店長は、よほど頼り甲斐のない店長でない限りは、有効的だと思います。

 ただし、相談する目的は、ただ単にアイデアや意見を求めるだけではありません。相談する目的は、協力を仰ぐためです。力になってもらいたいからです。例えば、

「○○さん、一つ相談したいことがあるんだけど時間取れる?○○さんにしか相談できないことなんで‥」

「△△くん、一つ頼みたいことがあるんだけど時間取れる?△△くんにしか頼めないことなので‥」

「○○ちゃん、一つ協力して欲しいことがあるんだけど時間取れる?〇〇ちゃんの力を貸して欲しいんだけど‥」

 このように、上司からお願いされると、誰も嫌な感じはしませんよね。嫌な感じどころか、頼られている感じがして、「嬉しい‥」と感じるスタッフもいますよね。

 人望のある店長からこのようにお願いされたら、みんなが協力的な勢いのあるチームができあがりますよね。

 次に上司への相談です。

上司への相談も、部下への相談と同様です。

「○○マネージャー、一つご相談したいことがあるんだけどお時間取れますでしょうか?マネージャーにしかご相談できないことなんで‥」

「○○マネージャー、一つお願いしたいことがあるんだけどお時間取れますでしょうか?マネージャーにしか頼めれないことなので‥」

「○○マネージャー、一つご協力して欲しいことがあるんだけどお時間取れますでしょうか?マネージャーのお力を貸して頂きたいんだけど‥」

店長の上司も、このように頼まれると、嫌とは言えず、逆に嬉しいものですよね。

 部下への相談も、上司への相談も、人の力をかりて成果を出せる有効な手段ですよね。マネージメントの上手い人は、人使いが上手い人ですよね。

『相談』を有効的に使えるようにご指導されてみては如何でしょうか?

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