貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 83 「今日もできませんでした。明日は頑張ります!」を繰り返す終礼になっている‥とお悩みのリーダー必読! part3

part1とpart2で、『徹底力』アップに有効的な2つのコツをご紹介させて頂きました。

1.徹底は、下からではなく上から順に‥。

2.作業場感覚からクオリティー重視のサロンへ変えるためのコツ。

3.徹底力の上がる仕組みを取り入れる。(ルーティンチェック表の活用)

part3では、3.の徹底力を上げるための仕組みづくりについて、ご紹介させて頂きますね。

 長年、美容室の朝礼終礼を拝見させて頂きますと‥朝礼で一人ずつ個人の行動目標を宣言して、終礼で一人ずつ宣言通りできたかどうか?の反省をする‥というシーンを見かけます。決して悪いことではないはずですよね。

 ところが、朝礼で、「今日は笑顔で一日頑張ろうと思います!」「今日はお客様のお名前をしっかり呼ぼうと思います!」「今日は、シャンプーの店販を頑張ろうと思います!」

 終礼で、「笑顔は、なかなか出来ませんでした。明日は頑張ろうと思います!」「お客様のお名前をなかなか呼べませんでした。明日は頑張ろうと思います!」「シャンプーのオススメが、なかなかできませんでした。明日は頑張ろうと思います!」

 これを繰り返すだけの朝礼、終礼になっているサロンがあります。以前、私のお店は、こんな感じでいた。(笑)これでは、徹底力が上がるサロンづくりはできませんよね。

 そこで、徹底力を上げるための仕組みをご紹介します。

 行動宣言と反省だけでは、徹底しよう!という意識は生まれにくいですよね。そこで、毎日活用するチェックリストを作成して、今日一日、宣言通りにできたかどうか?の行動を見えるようにします。いわゆる行動の見える化ですね。行動を数値化して、行動の数値目標を設定します。、

 例えば、10人接客したら最低8人のお客様に○○をする。稼働率80%を目標に‥みたいな‥

 何人に接して、何人にできたのか?の実数と稼働率を毎日振り返ることによって、徹底する意識が自然に芽生えやすくなります。

  できたら〇、できなかったら✖をつけるやり方では、徹底力への意識は上がりにくいですよね。〇✖より、何日徹底できたか?にフォーカスした方が意識は断然上がります。一日徹底出来たら、3日徹底出来たら、7日徹底出来たら‥というふうに、21日間連続で徹底できるようにチェックしていきます。人は3週間(21日)連続で続けると、習慣化されます。朝礼終礼を使って、「今日で19日目、あと3日で習慣化されます。頑張りましょう!」と‥。

 一日でも、徹底できなければ、また初日のに戻ります。徹底できなかったときに、やってはいけないことは、やらない人を責めることです。やらない人を責めても、空気が悪くなるだけで、何の解決にもなりませんよね。

 あくまでも楽しく取り組んだ方が、長続きしますよね。ですので、やらない人を責めるより、どうすれば徹底できるのか?にフォーカスした方が、前向きな議論になりますよね。

 徹底できない理由の多くは、決め方がアバウトなケースが多いと思います。「なるべく‥○○する」みたいなアバウトが決め方をすればするほど、徹底力はあがりませんよね。

 ⑴誰が、⑵どういう場面(タイミング)で、⑶どういう言葉を添えて、⑷どうする。というふうに、具体的に決めていきます。また、サロンが一番忙しい状況を想定して決めていくと、より、徹底力が上がります。

まとめますと、

⑴行動の見える化(行動の目標と実数と稼働率)

⑵習慣化目標の設定(21日)

⑶行動の具体化(⑴誰が、⑵どういう場面(タイミング)で、⑶どういう言葉を添えて、⑷どうする。)

この3つを仕組化することによって、徹底力が上がると思います。

お試しください。

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