貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 205 店販力が弱い問題(スタッフ一人当たりの店販売上)大型店の問題点 第1弾 時間効率だけを考えれば、店販売上の方が技術売上よりも2倍効率が良い?!
一般的な美容室での『技術売上』とは別に、『店販』は、重要であることは言うまでもありませんよね?特に余剰人員を抱えている大型店にとっては、店販売上は、美容室経営において大変重要な位置づけにありますよね。
技術料金の利益率は、材料代を1割とすると、9割と非常に高いですよね。その点、店販での利益率は3割~4割ですので、美容室の経営者によっては、『店販よりも技術売上を伸ばした方が利益が大きい‥』と考える方も少なくはありません。
確かに利益率だけを見れば、その通りかもしれませんが、時間効率を考ええば、断然『店販』に分があります。
例えば、
パーマ10,000円の利益率9割の場合は、利益は9,000円ですよね。仮に施術時間が二時間の場合は、
9,000円÷120分≒84円(労力1分間当たりの利益)
3,000円のシャンプーを1つ販売したとすれば、利益率3割の場合の利益は900円ですよね。商品説明に要する時間が5分だとすれば‥
900円÷5分≒180円(労力1分間当たりの利益)
時間効率だけを考えれば、店販売上の方が技術売上よりも2倍効率が良いという事ですよね。
施術をしながら商品説明をして、販売に結びつくことができれば、これほど効率的な取り組みは無いですよね!(笑)
では、店販力の高いサロンってどれくらい売上げていて、どれくらい美容室経営のプラスになっているのでしょうか?
店販力の高いサロンは、スタッフ一人当たりの店販売上が10万円を超えています。スタッフ5人なら50万、スタッフ10人なら100万。
超店販力の高いサロンは、スタッフ一人当たりの店販売上が20万を超えています。羨ましい限りですよね。
スタッフ一人当たりの店販売上が10万円を超えるという事は、スタッフ一人当たりの利益が3万円から4万円確保できるという事ですよね。
スタッフ一人当たりの利益が3万円~4万円あれば、給料のベースアップして、初任給アップによる求人対策や、社会保険料の足しにもなりますよね?
どちらにしても、美容室経営が楽になることは間違いないですよね。
先ずは、経営者自身が、店販に対する重要性をご理解されることが大切だと思いますし、続いて幹部の方も、ご理解して頂くことが大切だと思います。
計画的に店販に力を入れて店販力をアップさせ、一人当たりの店販売上が10万円を超えれば、働く社員の待遇面も改善されることを経営目標の1つに掲げれば、徐々に店販力は上がってくると思います。
第2弾では、店販力を上げるコツをお伝えしたいと思います。
お楽しみに‥
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