貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 174 報連相の頻度が極端に低い幹部の問題(大型店のお悩みシリーズ)第1弾 店長の行動力が報連相のスピード感。

 報告、連絡、相談は、組織を動かしていくうえで、大切であることは言うまでもありませんよね。マメに報連相をしてくる店長もいれば、こちらから聞くまで何も言ってこない店長もいたりしますよ。

 よく昔から我が子から連絡がない時に『便りのないのは元気な証拠』という言葉を聞いたことがありますが、幹部間では当てはまらないですよね。(笑)

 幹部間では、『便りのないのは動いていない証拠』が多いように思いますね。そうなんです。店長の報連相の頻度やスピード感は、サロンをどんどん伸ばしていく成長速度に比例していると思いますね。ですので、音信不通になりがちな店長や、こちらから言うまで動こうとしない店長は、店長自身にスピード感や行動に欠けていますので、当然サロンを動かしていく力も弱く、思い通りの結果を出せないですよね。

 ですので、報連相の頻度が少ないことに気を揉むのではなく、店長のスピード感の無さによるサロンの動きが遅いことに注視しないといけませんよね。

 そんな店長に、「報連相をマメにしろ!」と口を酸っぱくして言い続けても、ほとんど変化が無いですよね。言って解決できるほど、簡単なことではないですよね。なぜなら、店長自身にスピード感や行動力がない限りは、報連相の頻度を上げるのはとても難しいと思います。 

 ですので、根本的な解決法としては、報連相を無理やりさせるより、店長のスピード感(行動力)を上げることに注力した方がよろしいかと思いますね。

 ではどうすればいいのか?と言いますと、店長を育成する人(マネージャ-等)が、毎月、個別で面談することをお勧めいたします。

  面談で気をつける点は、動かないからと言って、指示が多いと『やらされている感』が出てきやすくなりますし、ヒヤリング重視(コーチング)で、自主性を重んじ過ぎると、時間がかかり過ぎることがあります。ですので、『指示』と『コーチング』の中間で、『打合せ』の感覚がよろしいかと思います。

 何を打合せするのか?と言いますと、店長の1カ月間の動きです。店長として、どういう動きをするのか?スタッフ一人一人を成長させるために、店長としてどう働きかけるのか?サロンを伸ばすために店長としてどう動いていくのか?を打合せていきます。その動きに、必ず期日まで打合せしておきます。

いつやるのか?(開始日)

いつまでにやるのか?(期限日)

どのタイミングで確認し合うのか?(報告日)

 この打合せで、やるべきことや期日が明確になりますので、スピード感のある店長の動きと、確認し合う期日が明確になりますので、報告の頻度は確実に上がりますよね。

 お試しください。

 

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