段取りで8歳息子は生きやすくなるのだろうか。
自閉症スペクトラムの診断を受けている8歳息子。
「目に見えないもの」が苦手で、
時間を理解するのが苦手。
目の前に見えることをやろうとするから、
今やってることと違うものが目に入ったりすると、
すぐさまそちらをやろうとする。
大げさに言えば身体の角度を変える度に違うものって見えちゃうわけで、
そうなると物事は遅々として進まず。
次から次へと物が出されて足の踏み場もなくなってしまう。
『学校から帰ったらとりあえず出す物出して、次の日の準備をしよう』
と決めた。
こういうことは低学年の内に習慣づけておかないと大きくなってからは難しい、
と発達専門の医師が言っていたというのもある。
学校から帰ってすぐってけっこう疲れているけど、
私に応援されて頑張って取り組んでいる。
まだ習慣化はされてないようで言われないとやらない。
やり始めてもう3年目だけど。
道は長い、のか。
途中で違うことをやってしまうので様子見必須。
「やるべきことを先に終わらせる」か
「やりたいことを先にやる」かは、
正直言って人それぞれだと思う。
状況によっても変わるだろうし。
私だって本当は息子本人にその都度決めて貰いたい。
でも声かけしないとまずやらないし、
その結果宿題忘れや忘れ物になる。
「1度忘れたら本人が自分で気をつけるようになる」
というようなことも言われるがそんなことはほとんどない。
忘れ物し続けそれを「気にしない」ことも出来ず、泣いてしまうのが現時点での我が息子。
「失敗体験が積み上がると自己肯定感が下がる」
とのアドバイスもあり、うちの息子は然もありなんという感じなのである。
だから私は声かけを続けている。
(夫は息子の気が逸れてても声かけしないし、なんならやってる最中に別の話題を振って気を逸らしてしまう)
私だって私だって息子の自由を重んじたい。
夫はずるいと思う。
…
「気が逸れやすい」性質についてたまに目にするのは、
「人間が狩猟をやっていた頃は移りゆく目の前の状況に対処できることが重要な資質であったはず」
という記述。
まぁ息子は色んな状況に「対処」できているわけではないので合ってるのかわからないけど。
この性質をマイナスとして捉えないで済む考え方があるのはありがたい。
それにしても「気が逸れやすい」ままではダメなのかなぁ。
私はいつだって「そのままでいいんだよ」って言いたい。
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