子どもは母の思い通りになんかならない。我が子はキュウクツがすき。
8歳息子。
彼は親の思い通りにならない。
痛々しいほどに。
「ぼく、すごいでしょっ?」
「昨日のぼくとは一味違うでしょっ?」
「頑張っているでしょっ?」
8歳息子は毎日泣きそうな顔でそう言ってくる。
(着替えが早く出来たよねっ?)
(準備が早く出来たよねっ?)
ということ。
私は
「すごいねぇ」
「一味違うねぇ」
「頑張ってるねぇ」
と応える。
そう応えるけれど、
そんなふうに泣きそうにならなくても。
「いつも君はすごいんだよ」
「頑張っても頑張らなくても君はすてきなんだよ」
と言うのは息子にとっては『違う』ことらしい。
ハハに褒められるために着替えを急がなくてもいい。
ハハに褒められるために学校に行かなくってもいい。
興味がないことに頑張らなくってもいい。
たとえ他人に何を言われても、
自分のやりたいことを自分を喜ばせるためにやって欲しい。
私の想いも息子の想いも空回りをしている。
息子がハハの想いに応えようとすればするほど、
私は「自分の想いを大事にして欲しい」と願うわけで。
頑張ってることを褒めると「いつも頑張らなくちゃ!!」と思いこまれそうで。
褒め過ぎると「褒められるためにやる」っていうふうになりそうで。
常に成長を目指さなければダメなのだと思われそうで。
それが私はイヤなのだけど、
この子が欲しているのはそういうことなんだろうなぁ・・・
たぶんこの関係性を打開するために今やるべきことは、
私が合わせる、変わること。
求められるままに褒める。
・・・
なのか?
今は「ハハ」が彼の世界の中心だからか。
世界が広がれば変わるのか。
広がってもハハじゃない者の評価を求めるようになるだけなのか。
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