読書「自由の丘に、小屋をつくる」
「自由の丘に、小屋をつくる」
なんとも素敵なタイトルのこの本は、
「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」を書いた
川内有緒さんです。
「白鳥さん~」とは違った良さてんこ盛りの本でございました。
むしろ「白鳥さん~」より刺さりました。
なぜならこの本は著者が生まれたお子さんのために
「小屋を作ろう!」
と行動に出たお話であったからです。
子育て真っ最中の私に響く。
この「お子さんのために小屋をたてる」という突拍子もないことをやってみせるすごさ。
しびれました。
帰省先にも田舎がなく都会に住む娘のために
「小屋をたてる」。
結局は小屋はそんなに田舎ではないところにたてることになり、
本住まいを大きい公園の近くに引っ越すことになったのですが、
「小屋を自分たちでたてる」こと自体が娘さんへの大きな贈り物となったようです。
「買う」のではなく「自分たちでつくる」。
その姿を見せる。一緒につくる。
最高の贈り物だと思います。
そもそもこの人たち(著者ご夫婦)の在り方がすてきすぎる。
「そのうち家族でアラスカに行こう」
「キャンピングカーを買って日本中をめぐりながらノマドライフしたい」
とか。
我が家では夢見ることも許されない(夫が完全否定する)ことを
夫婦で夢見ることが出来るのだもの。
「こどものために」とか「面白そうだから」とか「もっと涼しい所がいい」とかいう理由でパッと引っ越せる家族でありたいのだ。私は。
私はこのまま土のないトカイで一生を終えるのだろうか・・
わかっております。
とにもかくにも私の経済力のなさが発言力を低めている。
自由の丘を目指すのだ。
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