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小杉湯健康ラボの一年。これまでと、これから。

こんにちは。
小杉湯のことで、ちゃんと文章を書くのはお久しぶりです。ふじはるです。

「小杉湯×医療」を始めたのが2019年。
それから形を変え「小杉湯健康ラボ」となったのが、2020年末頃。

小杉湯健康ラボとなったのは、
東京都福祉保健局からのご紹介で、
とある教授と出会い、また小杉湯となりのオープンとともに、新しい仲間と出会ったからでした。

約1年「小杉湯健康ラボ」として様々な活動をしてきました。

▼2021年2月
医学書院「訪問看護と介護」特別記事 執筆

▼2021年5月
社会をたのしくする障害者メディア
「コトノネ」取材記事 掲載

コトノネ「銭湯の福祉」

▼2021年6月
医学書院「訪問看護と介護」
「くらしの余白」にケアを持ち込んでみたら?—老舗銭湯・小杉湯と専属コミュニティナースを訪ねて

▼2021年7月
すぎなみ大人塾連 “たまり場、あそび場、ちょこっといーい場” ゲスト登壇

FMすぎなみ on YouTube

▼2021年7月
コミュニティナース実践講座 フィールドワーク実施

https://community-nurse.jp/3726

▼2021年11月
「となりの人への処方箋」イベント企画・実施

▼2021年12月
Proff Magazine “誰かの人生を通じて、あなたの生き方を再発見する”

▼2021年12月
「LIFULL介護」 介護が不安な、あなたのたよりに


振り返った時に
「これ本当に1年で起こったことなの!?」と自分達でびっくりするほど。笑

内容としては、社会的処方の研究を中心とした活動がメインでした。
それは同時に、小杉湯の外を対象にした活動ともなりました。

その活動を通して、地域包括支援センターや社会福祉協議会との顔の見える関係が築け、実際に心配な住民さんの繋ぎの機会にもなっていたのは、今後にも生きる大きな価値だったのではと思います。

でも、気づけば、外向きの活動が想像以上に大きくなってしまっていた。
メディアに出たりしながらも、何か違う気がしていた。

だから、実は少しラボの活動を一旦止めていた。電話したり会ったり、とにかくよく話した。

✳︎✳︎✳︎

そこで出た答えは、
「やっぱり小杉湯の中で動いていきたい」ということ。

やっぱり私たちは、
街の人の日常にいたい。

日常のなかで、人間模様を知りながら
時に、からだやこころの変化の場に居合わせながら生きていたい。

銭湯で医療をやりたいだなんて思っていない。
非日常をつくるのではない。

真ん中にあるのは、
「銭湯が好き」それだけだ。
たまたまそんな仲間が出会って、始まった。
気づけば数年続いてるの、奇跡のように思う。

そのなかで、
医療のバックグラウンドがある私たちだから見える、銭湯の中にある、健康やケアを、
見つけることがある。

そのちょっとした気づきを、スタッフ内で共有してみることで、
小杉湯の「きもちいい」お風呂に、
つながっていったらいいなと思う。

この1年、外向きにやってたことを、
今度は中に向けてやっていく。
それはすごく自然でポジティブなことだと思う。

小さく続けていく。
いつか、この活動が小杉湯が続くための一助となったら、それ以上に嬉しいことはない。


ps.
本音とか弱さとか話すの苦手な私が、
ちゃんと感情の交換をしながらできてたのは、本音を話せる、思ってることを聞ける、歩み寄れる皆だったから。ありがとう。

健康ラボでの活動の経験を通して、
「社会的処方をされたのは私だ!」と、 
今は別の銭湯で頑張っているメンバーもいて、
"コミュニティ・エンパワメント"
健康ラボには、そんな価値もあったのかもしれないなと思う。

創作意欲になります。!