「生ごみ」再生植物園
庭の菜園に、たぶんカボチャだろうか、巨大な葉がしげっている。断定できないのは、種を植えた覚えがないからだ。思い当たるのは、生ごみを肥料に変えてつかっているので、まぎれていた種が発芽したようだ。
隣にはマクワウリのようなツルが伸びている。農業をしている親戚から今夏、マクワウリをいただいて食べたことがある。たぶんその時の種が発芽したのだろう。さらにその近くにはサツマイモが葉を広げようとしている。食べたあとにヘタを水につけていたら芽を出したので庭に植え替えたものだ。
カボチャ、ウリ、サツマイモ。わが菜園は「生ごみ」再生植物園になった。小学校3年の孫男子はアイパッドのアプリで葉っぱの形から植物名を検索した。「西洋カボチャと出ている」と歓声を上げている。肥料にしなければ生ごみになっていた一粒の種から家族の会話がはずむ。もう涼しくなってきたので、カボチャに実がつくのは無理だろうか。
さて、肥料の作り方であるが、糠を土と混ぜて発酵させ「肥料のタネ」をつくって、その中に野菜などの生ごみを入れていく、きわめて簡単な方法である。糠はコイン精米所に行けば、ただで入手できる。詳しくは門田幸代著「新カドタ式 生ごみで土づくり」。
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