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いまコンサルに求められていること

「だれに相談したらよいのかわからず、でも以前お電話いただいたことが頭に残っていて、相談に伺いました」

そう切り出しながら、ここ1,2か月に起こった信じられないような経営環境の急激な変化について、おにぎり屋さんを経営されているある女性経営者の方によろず支援拠点にお越しいただき、お話をうかがいました。


ひとしきり経緯というか、そうした思いがけない事態に至った背景とかについて話し終えたところで、

「このまま(事業を)やめようかどうしようか?」

そんな言葉がつぶやくような感じで聞こえました。でも、背中を押してほしいというよりかは、それは本意ではないといった様子だったので、わたしからは、

「いまどんな気持ちですか?」
「いまどんなことが不安ですか?」
「どんなことが頭に浮かびますか?」

など、とにかく洗いざらい言葉に吐き出していただいたあとに、

「ではこれからどうしたいですか?」

と、お聞きしたのでした。

最後には、

「先生、わたしやめたくないです。このままでは悔しいです!」

それは、心がボアっと燃え上がったような瞬間でした。

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経営は理屈も大事だけれど、それだけじゃない。
経営者のこころにいかに火をつけられるか、
いまコンサルに求められているような気がした出来事でした。

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