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「社員の幸せが一番大事」なんて受け入れられない人へは?

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・コンサルタントのフジガッキーです!

4月に入り、新年度実質きょうから本格稼働という人も多いと思います。
でもあいにく冷たい雨のスタートです。
足元に注意してという、メッセージかもしれません。慎重に行きましょう!

さてきょうのテーマは『「社員の幸せが一番大事」なんて受け入れられない人へは?』です。

みなさんはどう思われますか?
こういった方々にどう対処したらいいと思われますか?

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

まず前提として、わたしは「社員の幸せが一番大事」という考えを持っています。ただし、
「それはよくわかる。でもまず利益を上げないと社員への給料や福利厚生を充実できないじゃないか!やっぱり、優先すべきは利益追求だ」
こんな考え方の経営者に出くわします。というか、口には出さないまでも、そう考える経営者にも一理ある気がします。

でも実際現場で働く社員さんたちには、果たしてその経営者の思いがきちんと伝わっているでしょうか?

自分たちは組織の歯車で、何のために(目的)、この仕事がどう社会の役に立っているのか、どう利益に結びついているのか、きちんと社員さんたちに説明しているでしょうか?

説明することなく、朝から晩までさあ働け! そうして利益を上げたら給料上げるぞ!と言われても、ほんとか?と考える方がノーマルじゃないでしょうか。

「社員の幸せが一番大事」と言いつつも、利益という自分の関心を押しつけてはいないでしょうか?
あるいは、百歩譲って、

「社員には関心を示すが、社員の関心に関心を示しているでしょうか?」

そう、「相手の関心に関心を示す」

タイトル「社員の幸せが一番大事」なんて受け入れられない人へは?に対する答えです!

たとえばゲームばかりしている子どもがいるケース。つい、「ずっとゲームをして、宿題はどうするの?」などと言いたくなりますが、これは子ども自体に関心を向けており、子どもの関心には関心を向けていない言葉です。子どもの関心に関心を向ければ、「どんなゲームをしているの?今、どんな状態?」と聞くことができます。
「レベル◯◯で、もう少しで次に行けるところ」「もう一息だね」
こんなふうに相手の関心に関心を向けると、相手もこちらの関心に関心を持ってくれます。
「どうかした?」「宿題は大丈夫?」「うん。ここをクリアしたらやる」といった流れになります。
このように相手の関心に関心を持つことで初めて、自分の関心にも関心を持ってもらえる。

「アドラー心理学✕幸福学でつかむ!幸せに生きる方法」より



これと同じことが、実は経営者と社員の間にも言えるのではないか。

経営者の方々も、「社員の幸せが一番大事」とお考えになっているのであれば、社員の関心に関心を示してみる。

30分でもいいので、デジタルデトックス、スマホやPC画面から目を離し遮断し、社員の目をじっと見て、じっくりと心から社員さんの話を聴いてみてはいかがでしょうか!



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