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みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチ
お金とビジョン実現の両立を後押しするパートナー
フジガッキーです!

きょうのテーマは、「投資と浪費」です。

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避けて通るわけにいかない課題

昨日に続き、『新時代の中小企業経営支援の考え方』からです。
第1章の最後には、新時代に向けて避けて通ることができない課題が掲載されていました。なにかというと、

企業と金融機関の信頼関係

「金融機関は天気のいい日に傘を貸して、雨が降り出せば返せという」と揶揄されたように、実は金融機関に対する中小企業の信頼感は意外と低い。
一方で、中小企業経営者も「投資と浪費」の区別が曖昧で、金融機関の信頼を損ねるようなことも度々発生している。
支援専門家に目を向けると、事業者と金融機関の間に立つ立場にありながら、金融知識の不足から適切なアドバイスができないというケースが散見される。

『新時代の中小企業経営支援の考え方』より

「晴れた日に傘」はよく聞く話しではあります。
でも「投資と浪費」の観点は面白いと思った次第。
最後はコンサルへの手厳しい指摘も含まれていましたが・・・

中小企業あるある

さらに、投資と浪費の違いが認識できていない中小企業の経営者の典型例として、以下の例が紹介されていました。

「現金が手元にあると利益が出ていると勘違いする」あるいは「出所が借入金であっても、手元に現金があると安心してしまう」という経営者が意外と多いものである。おそらく、こうした経営者が、くだりの自動車会社の好決算に貢献したのだろう。

『新時代の中小企業経営支援の考え方』より

投資・消費・浪費

そこで、筆者によれば、

  • 投資とは、「お金を生むことにお金を使うこと」

  • 浪費とは、「経営者の欲求を満たすために財・サービス(商品)を消耗すること」

  • 消費とは、「お金を生むわけではないが、会社の運営に必要な消費財にお金を使うこと」

だといいます。なるほどな!

続けて、筆者は、
「投資と浪費の区別がつかない経営者では、事業性が認められる会社であってもいずれ資金に行き詰まることになり、逆にここを押さえることのできない金融機関も、砂漠に限りある水を注ぐようなもので、いずれ自らの健全性を失うことになる」

言い得て妙、だと感じたのでした。

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みなさんはどう思われますか?

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