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どうしても思い出せない

ふとあることが気になって目覚めた。
何かというと、昨日のラジオ英会話で
完璧に覚えたはずのフレーズだ!
でも一晩寝たら思い出せなかった。

「I woke up ・・・」なんだったっけ?
たしか目覚めが悪いとかの表現だったが、
どうしても思い出せない。
くそっ、完璧だったはずなのにー

なので寝室から書斎にゆっくりと上った。
家人を起こさぬように。
時刻は午前3時すぎ。
まだ辺りは真っ暗。寝静まっている。

一目散にテキストを見た。
「I woke up drained this morning. I feel like I didn't sleep at all. 」
そうだ、drainだ。「水を抜く・疲れさせる」
(今朝、疲れ切って目覚めた。まったく眠っていないように感じる)

まさしくいまの自分の状況を表しているフレーズだ。
昨日は過去分詞。過去分詞が動詞の後ろに置かれ説明するパターン。

因みに、こんな表現も。
I woke up rejuvenated. (私は元気を回復して目覚めた)

沈思黙読

英単語を確認し一件落着したが、もういまさら寝にいけず。
読みかけの本を読む。
しおりのページをあけたが、昨晩読んだはずの前の部分が
まったく頭に入っておらず、少し前から読み直す。
今度は頭がスッキリとし、内容がズシズシと入ってくる。

言わずと知れた『ビジョナリーカンパニーZERO』の
最終第9章「卓越した戦術の遂行」のパートだ。

すべて社長から始まっているのです。社長以下、みんなが私を大切に思ってくれていることがわかるのです。私が努力するのを当たり前だと思っていない。
クリスマスシーズンの忙しいときにジュースやクッキーを差し入れてくれる、ねぎらうように背中をポンポンと叩いてくれる、「ありがとう」の言葉、社長の訪問。そんな小さなことの積み重ねです。この仕事はありふれた求人広告で見つけましたが、ありふれた仕事ではありません。会社は私の気持ちを大切にしてくれる。私は自分が大切な存在なのだとわかっています。

「ビジョナリーカンパニーZERO」より

正直このパートを読んでいて、目頭が熱くなった。
これから始まる顧問契約先のことをイメージし、考えていた。

ああ、そういえば外が白んできた。
鳥のさえずりも聞こえてきた。
きょうも残暑の1日が始まる。


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