見出し画像

ゆでガエルとビジョン

ゆでガエル

カエルを一匹は熱湯に入れ、もう一匹は水に入れてとろ火にかける。するとどうなるか?どちらが生き延びるか?答えは、

  • 熱湯に放り込まれたカエルは、一気に熱湯の外へと飛び出る⇒生き延びる

  • 一方、水をとろ火で温められると飛び出るタイミングを失う⇒ゆであがり命を失う

このゆでガエルのわかりやすい話しは、よく経営や組織変革の際の喩えに引用される。変革には経営トップがときに組織に危機感を植え付けることも必要であると。

ただし、中途半端な危機感だととろ火になりかねずということで、過剰に危機感をあおるトップの場合には要注意だと思う。逆効果というか、「えっ、そんなにうちの会社、業績悪いの?この先ここにいて大丈夫か?」と。

社員の変革へのモチベーションを高める狙いが、意図せぬ離反にもつながりかねないからだ。しかも会社のキーマンの離反となるとことは重大である。

ビジョンもしっかりと伝える

ではそんな場合にはどうしたらよいか?
こんなことが書かれていて、とても共感できた。

ゆでガエルの話しではないが、いったん飛び上がったあと必要なもののひとつは、ゴールに向かい飛び続ける気にさせてくれるエネルギーだ。そのようなエネルギーの源泉となるのがビジョンだ。

「組織変革のビジョン」より

「これをやらないと会社が危ない」と社員に緊張感や危機感を高めるだけでなく、「これができたら会社はこんなにも変われて、みんな(従業員)も得だよ」と伝えつつ、きちんと支援していく。

🔷🔶🔷🔶🔷🔷🔶🔷🔶🔷🔷🔶🔷🔶🔷

この本のこの箇所を読みながら、改めてビジョンの大切さを感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?