なぜそんなに?
7月の3連休が終わった頃から背中におできみたいなものができてしまった。
最初のうちは虫刺されかなと思っていたけれど、何日経っても一向によくならない。
むしろ日に日に悪化しているようにも思える。
でも、皮膚科にはあまり行きたくはなかった。
なぜかって、皮膚科はあまりにも混むからだ。
しかも待った割に診察はあっという間に終わる。
待ち時間の割に合わない。人生の無駄がここに詰まっている。
しかし、このままでは悪化するばかりである。
覚悟を決めて、土曜日に皮膚科へ行くことにした。
いざ、皮膚科へ
僕の行こうと思っていた皮膚科はネットから受付予約ができる。まぁなんと便利になったものか。
9:00から診察が開始し、その時間からネット予約ができる。
9時ちょっと前に起きて、開始と同時に予約すれば1時間ぐらいで診察を受けられるだろう。
さぁ、9時だ。
名前や電話番号を入れ、予約確定。
待ち時間はどれぐらいだ?
80人待ち
あと2時間38分
へ?
僕は思わず目を疑った。
更新ボタンを押したが、表記は変わらない。
週末だけあって待つことは覚悟していた。
混むことも承知の上だ。
にしても混みすぎではないか?
2時間半待ちってどういうことだ?
9:00ちょうどに予約して80人待ち?
うーん、やはり時間がもったいない。
どうするか。
何度か悩んだ結果、日を考えても今日しか行ける時がない。
初めから午前中は潰す覚悟で今日はいたから、行くしかない。
その後、1時間半ほど待つと残り20人待ちまでに減ったので、病院へ出向くことにした。
病院に到着。しかし、
待合室の席が空いていない。
それどころか立って待ってる人が大勢いる。
80人待ちは本当だったのか。
戦慄する。
そして、
ようやく自分の名前が呼ばれる。
この時、既に12時。病院に来てから1時間経っていた。
呼ばれた後も長かった。
そこから診察室に入るまでに30分かかった。
診察室に入り、患部を見せる。
「芯っぽいのがあるので、麻酔して取りますね。」
終わり。
体感5分もない診察時間。
3時間半待って5分。
某ネズミのテーマパークもびっくりのタイムパフォーマンスである。
もうこうなったら仕方ない。
あとは施術が終われば帰れる。
もう少しだ。
そう思っていたのが甘かった。
施術室前の席に座る大勢の人。
座りきれず立ってる人までいる。
なんだこれは。
また待つのか。
そう、待った。
そこでさらに30分待ったのだ。
その後の施術は麻酔の時間も合わせて20分ほどで終わった。
そして、会計だ。
ここまで読んでくれた人ならもうわかるはずだ。
もちろん、会計でも待つことになった。
病院を後にしたのは14時を回っていた。
疲れた。
ただそれだけの感想しかなかった。
なぜそんなに?
なぜこんなに待つのか。
特にとびきり皮膚科は待つ。
もはや待たなければ皮膚科ではないと言わんばかり待つ。
病院の大小に関わらず、必ず待つ。
理由は分からない。
施術があるからなのかもしれない。
とにかく待つ。
それが皮膚科である。
皮膚科に行きたかったら待つしかないのである。
そういえば、かつて住んでいた場所の近くにも皮膚科があった。
体に発疹が出て、近所だからという理由だけでそこに行った。
平日に行ったからか比較的空いていて、すんなり診察を受けられ、塗り薬をもらえた。
でも、発疹は全然治らなかった。
もしかしたら皮膚科は並べば並んだだけ早く、よく治るのかもしれない。
今回の待ち時間は約4時間。
これだけ待てばすぐ治るはずだ。
そう思いたい。
では、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?