初めての「ギャラ」がもらえた日　#121

先日、初めてボーカリストとしてライブに出演させてもらいました。
他のバンドやボーカリストさんもいらして
私が歌ったのはほんの数曲なのですが、
人前で披露する機会をいただけたことが本当にありがたかったです。

そして、ライブの終了後に私にとっては人生初の
「ギャラ」をいただきました。

といっても1,000円だけなのですが。
今回のライブはボランティアに近いものだったので、
いただけたこと自体に驚き、ものすごく嬉しくなりました。

高校生の時にスーパーでしたバイト代…
社会人になってからの初任給…
よりも、もしかしたら高揚したかも。

お礼の次にとっさに
「神棚に飾ります！！」という
言葉が出てしまったほどです。

「もらえないと思っていたものがいただけたから」という
思いがけなさから来る嬉しさもあるのですが
ライブの数日前に、たまたまある方のコーチング体験を受けていて
「アーティストとして稼げないという思い込みがあるのでは」
というご指摘をいただいていて
「たしかに」と深くうなずいていたところだったんですよね。

書道にしても歌にしても自信がなく、
上手な方を見ては
「私はまだまだ下手だから…」
と常に思ってしまっていました。

「趣味は？」と聞かれたときに
その二つを挙げることはあっても
自分の中では仕事とは切り離して考えていて
仕事の場でオープンにすることはこれまであまりなかったんです。

ところが最近、コーチング以外にもなぜだか急に
自分のキャラクターや価値観を見直す機会が増えてきていて
そのすべてで示し合わせたように
「何かを表現したり、人を楽しませること」
への志向性が高いとなっていて
仕事や自分の在り方を考える時なのかなと漠然と思っていました。

そのタイミングでいただいた今回の1,000円は
「私ごときが表現することでお金をいただくなんておこがましい」
というマインドセットを少し崩してくれたような気がします。

• 比べていいのは過去の自分だけ

• いろいろ経験してきた今の私だからできること

コーチングの先生に言われたこの二点を大切に、
いつか「アーティストです！」と胸を張って言えるように
自分らしく頑張れたらと思います。