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Anymore

もう痛くないよ
もう思い出さないし
もうこれ以上
きっと悩まないよ

日曜の昼にテレビから
流れる甲高い声が
100年変わらない味だって
嬉しそうに言ってる
1ヶ月後の僕でさえ
僕はわからないのに

きみに出会ってから知った
心臓に入ったヒビの痛み
誰にも教えられないから
きみにぶつけていたけれど

もう良いかなって思うんだ
今送ったらきみは読むかな

もう話さないよ
もう思い出せないよ
もうこれ以上
困らせないで済むね

きみの好きなキャラクター
きみの履いてた靴
きみを待ってた公園
目に映るたび痛かったのに

気づけば何ともなくなって
あまくない綿菓子みたい
もやが掛かって掴めない
こうやって思い出になるの

どうでもいいなんて
いつか思ってしまったら
昔の僕が可哀想かな
でももういいんだ

きみは変わりたくなかった
笑って会えるのかななんて
言っていたけれど
きっと大丈夫だよ

もし1日で世界が終わるなら
きみに会おうと思ってたんだ
きっと目の前にしたら
会えてよかったのかな、なんて
不安で聞いてしまいそうだよ

今はもうわからないや
きみは誰を選ぶかな

もうこれ以上
痛くないといいな
もう思い出せないよ
もうこれ以上


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