未来の最強な人の話。
若手経営者向けの塾に楽しく(そして前のめりに)参加中です。そこでの「考えてきてね」なお題を、そうはいってもどういう形にアウトプットにしよっかな?と考えたのだけど、noteに書いてプレビューをzoomの画面共有したらいいか~と。固い課題ではなかったこともあり、この見せ方はなんだかとてもやりやすかったです。文章も動画も画面遷移せずに共有できるしね!
せっかく書いたので、文体だけ編集して、公開します。ああ、私、ゆるい・・・(他の皆さんは時事問題をきちんと取り上げておられました、念のため)
最近グッときたニュース
SpaceXのファルコン9(ロケット)が、アラブサット6A(通信衛星)を打ち上げた後戻ってきて、2機ともに自動着陸に成功したというニュース。2019年の映像ですが、最近初めて見ました。最初、逆回転かと思いました。何回見ても興奮します。
ここから気になってさかのぼり、SpaceX公式が配信している動画を見る中で、これまたグッときた動画がこちらです。
ロケットの再利用を実用化するべく帰還テストを繰り返してきた中で、↑の成功までに数年間かかったロケットの着陸の様子を一気に振り返るムービー。
”How Not to Land an Orbital Rocket Booster”(軌道ロケットを着陸させない方法)←タイトルからしていい。
フェアリング(ロケットの先端部分の部品)回収は1回ごとで600万ドル(約6.5億円)の節約。1機で10回は発射着陸できる?らしいので、ざっと60億円ものコストダウンにつながる。技術力の高さで、無駄な支出を押さえ、開発や人材にお金をまわし、無限の可能性を広げていく。イーロン・マスクが、人類が映画や小説や漫画で描いていた未来を急速に手元に引き寄せて実現していっているのに、私たちは立ち会っているのだと思うと、ロマンを感じます。(ガンダムや攻殻機動隊で育ってきた私にはなんという)(以下略)
それ以上に私が惹きつけられたのは、SpaceX公式の、「過去の実例を前向きに捉えていく」姿勢、過去の出来事にどんな意味をつけて、世界に発信していっているか、という点です。
画面のチャプターがとても好きです。
「えー、技術的には着陸している、ただ、ひとかたまりではなかっただけで」
「見ろ、あれは"爆発"じゃない」
「単なる予定外の素早い分解だ」
「まことの愛の道は決して平坦ではない」(Shakespeare)
いやいやいや・・・!!!
・・・・好き(⌒∇⌒)
意味づけができる人最強説
文字通りのVUCA時代。コロナ禍、これから訪れる大不況、前例のない中で迫られる決断、全人類総トラウマ時代がやってくる・・・と、わからないものへの不安や恐怖がじわじわと、ひたひたと、押し寄せている。一方で、これをチャンスと捉える人もいるし、人の価値観や行動がより良い方へ、本質的な方へとパラダイムシフトしていくという考えもある。
何が正解かはわからないし、正解だったかどうかは、しばらく経って振り返ってからだれかが貼るラベルのようなものだと思うし、それも時代や文化によってすぐ変わってしまう。正解ー不正解はこの先、軸として重要ではなくなってくる。正解らしきものに従って計画を立てて実行している途中で、社会情勢はすぐ変わり、やっていることがすぐに無意味になってしまう。正解ー不正解、もともと私は重要視していない軸なのだけど、世界はあまりにもその軸を重要視しすぎていたと思う。
このSpaceXのロケットのように、何度爆発しても、「すべてはここにいたるまでの道のりだった。見方によってはこうも見えるし、ちょっとずつ良くなってきていたでしょ、ほらね?」と、物語としての意味づけができること(しかもちょっとくすっと笑いながら←ここすごく大事)が、これから生きていく中では最強なのではないかと思います。これはまさに、心理学でいうところのナラティブ・アプローチだねぇ、と思っている。
意味をつけること。正解ー不正解の判定を求めるのではなく、過程にどんな意味を見出し、意味をつけ、今を捉え、前に進んでいくか。その力を高めていく、その力が高い人を増やしていく、ということが私のやっていきたいことかな、と改めて思った。
具体的に何をやっていくかは、今楽しく考えている途中です。
読んでくださってありがとうございます。力が抜けたり元気が出たり、人間ってそんなもんかーと思ってくれたら嬉しいです。