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足りていなかったもの

 京都ライター塾第6期を終え、少しずつ書くを仕事になるようなことを始めようとしたのだけれど、、、、、
 一人ではなかなか重い腰を上げられていなかったところに、京都ライター塾主宰の江角さんから「アドバンスコースをやりますよ」とお声かけいただき、本日が第2回だった。

アドバンスコース第2回

 今日のお題は、「企画を立てる」だ。
京都ライター塾の最後の方でも企画書を作ったけれど、想定した媒体の編集部には送らずにそのままになっていた。前回は、連載をメインに作成した企画書だったけれど、今回は1回だけの記事の企画が宿題になった。

 先ずは媒体選び。
 前回もそうだったけれど、これがなかなか難しい。専門的な記事を書くには相当な勉強が必要なため、自分が読んでいるマニアックな雑誌には寄稿できないなぁなどといつも考えてしまうのだ。
 そこで、今回も地域のフリーペーパーなどへの記事の企画書にすることにする。やっぱり、地元でいつも行く喫茶店の紹介記事の企画を書こうかと思い悩んでいたので、講座の中で、「店舗の紹介記事の企画だったりすると店主の許可をもらった方が良いですよね?」と質問。「許可はもらった方が良いけれど、企画が通るかわからないので、許可をもらわずに企画書を出して、許可してもらえなかったら、別のお店を探すっていうのもありですよ」とのことだった。

自分で行動してみる

 「そうか、やっぱり許可はもらった方が良いな」と思い、早速、講座修了後、前回のライター塾で紹介記事を書こうと思っていたいつもの行きつけの喫茶店に顔を出す。ここのお店は、キッチンに向かっているカウンター席が2席、壁に向かっているカウンター席が2席、2人がけのテーブル席が3席あり、平日はオーナー1人、週末はオーナーとスタッフ1名の2人できりもりしている小さなお店だ。いつも笑顔で迎えてくれるけど、お話したことはないので、少しドキドキしながら行ってみた。今日はいつもになく、いつも座るキッチンに向かうカウンター席もいっぱいでほぼ満席だった。仕方なく、壁に向かうカウンター席でくつろぐ。
 今日の本日のケーキはプリンアラモードだった。自分の好きなメニューだ。ここのプリンアラモードは、食品メーカーのプリンと違って、固めで美味しいのだ。

 迷わずプリンアラモードとブレンドコーヒーを注文し、本を読んだり、読み終わった本の感想をアップロードするなどして、お店が空いてくるのを待つこと1時間。急に話しかけるのも気が引けたので、お会計のついでにオーナーに話しかけてみる。
 「ここのお店の紹介記事書いても良いですか?実は今ライターの勉強をしていて、その講座の先生から『記事寄稿の企画書を媒体に出してみましょう』と課題が出されているんで、書かせてもらってもよいですか?」と正直に話をしてみた。
するとオーナーさんから「ネットですか?良いですよ。自分はネットとかは不得意なので、インスタグラムも人に任せているんですよ」
「ネットだけというわけではなくて、例えば、沿線のフリーペーパーなどを発行している企業に記事企画を出すことも考えているし、雑誌とかもあるかもしれません。企画書採用されたらの話ですけれど、インタビューなんかも受けてもらえたりしますか?」と話を振ってみると、「顔出しはNGですけど良いですよ」との2つ返事をもらえた。

 良かった。これでお店の紹介記事の企画を書く準備が整った。

足りていなかったもの

 思い切って、お店の方に話しかけてみて、自分に足りていなかったものは、行動力なんだなと改めて思ったりしたのだった。
 今までライターになろうなんて考えてもいなくて、ちょっとしたきっかけでライター塾で学んでみようと行動を起こした自分だけれど、取材する自分というものが想像出来ず気後れしていて、行動を起こせないでいたのだ。ライター塾の同期の中には、講座受講中から企画書を各媒体に持ち込んで採用されたりする強者もいる中で、フリーで働いたことがないという引け目から行動を起こせない自分に、はたと気が付いた。

 きっと、アドバンスコースを受講していなかったら、受講しっぱなしで行動を起こせずに終わったであろう自分を想像すると、アドバンスコース受講して良かったなと思うのであった。

 今回は企画書を先ずは送ることを考えよう。採用されなかったら次を考えて、採用されるまで頑張ろうと思う。

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