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知るという思いやり

日々たくさんの興味とそれを満たしてくれる場所を探しています。

興味ある方に進んで、出会った人に新たな知識をもらい、そこから興味や出会いがつながっていく。この旅の進み方に良い感触を持っています。

先日は、日本や世界を旅していた茅葺き職人の見習いの人と出会い、多くの学びがありました。

6月には佐渡に行き、チョコレート職人の人に会いに行く予定です。

さらに今後はパンと油を作っている人に興味を持っています。出会えるといいなぁ。


さて、僕が色々知りたい知りたいってうるさいのは何故なのか。

それは僕の中で、あるものを知ることがその対象を思いやることだと考えるからです。

例えば、
アイドルのコンサートのチケットが9000円だとして、そのアイドルのファンは当たり前のように払うでしょう。でも興味ない人からしたら高すぎる、それなら9000円で美味い飯食べるわ、って思うかもしれない。
そこに9000円の価値を見出せるのはそのアイドルの魅力を知っているからだろう。

同じことが、食べ物や工芸品にも言える。
パン屋のパンやお土産屋の漆器を見て、「高っ」ってなることがあるのではないだろうか。

でもそれはパンや漆器がどんな材料でどうやって作られており、作り手の手間やこだわりがどこにあるのか、ということを知らないから値段に見合った価値を感じられないのではないだろうか

そこで、
僕たちは対象について知ることで、その価値を知ることができる

知ることで、その対象に優しくしたり、大切にしたり、より深く考えたりできる。

つまり知ることは思いやることである。

今、日本では人々が安いものを求める
そこにものがあることを当たり前だと思い、それについて知ろうとしない。

それはもったいない
もっと知ることに積極的になれば、ものの価値が理解され、より高くものが売れ、作り手が豊かになり、ものづくりが活発になる。そしたら日本はもっと魅力的になる。内側からも外側からも魅力的になる。景気も良くなるのでは!?


僕はそう考えている。

だから明日も興味に従って知りに行く。

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