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2022.11.12 小田深山渓谷

バス移動:松山駅~久万高原

 この日は20時から用事があり、それまで暇だったのでどこか近場で紅葉を観に行きたいな、と思っていた。11月中旬の段階ではまだ、松山近郊の平地では紅葉には早すぎる。そこで標高1000mの小田深山渓谷(愛媛県内子町)に行くことに決めた。

 天気は晴れ。国道33号の三坂峠を上っていく。

 三坂道路を抜け久万高原側に出ると真っ白な霧。

久万高原~県道211号美川小田線分岐

 バスを降りる。久万高原のローソンの前で自転車を組み立てて8時半ごろ出発。走行経路上に食べるところはないため、ここで昼食も間食も買ってしまう。

 国道33号を少し南下。この辺りは何度も走った道。

 国道33号沿いも少し色づきが進んでいた。

 ここは直進…なのだが、間違って右折してしまう。

~久万高原町・内子町境

 ここから国道33号を離れて県道211号美川小田線へ。最初は広めの道だった。

 少し走ると狭くなってくる。

 森の中を走っていると一瞬、視界が開ける。ガードレールがないので、崖下に落ちないように山側をゆっくり走る。下を見下ろすと怖い。

 狭い道を進む。

 景色を眺めながらおにぎりを1つ食べる。ここからも登りは続く。

ここで内子町へ。

~小田深山渓谷

 よくある狭い1車線道路…と思っていたら、「この路線 未舗装の箇所があるため 通行困難」との看板がある。この日は未舗装路・グラベルを走るつもりはなかったのだが…気になるのでそのまま行ってみよう。携帯電話はつながらない。

 標高1000m近くになると急に視界が開ける。四国の山奥といえば鬱蒼とした森の中をひたすら進むイメージがあったのだが、ここは意外だった。

 公衆トイレがあったのだが水は流れない。休憩小屋も入れなかった。

 「これより5km砂利道につき通行注意」愛媛県で2か所しかない?とされる未舗装の県道が始まった。

 未舗装の道に県道標識があるのがとても面白い。県道340号上川小田深山線という道。

 …と思っていたら最近舗装されたのか、標識の「5km」よりは未舗装区間は短かった。ただグラベルロードなど未舗装対応の自転車を持っていたらここの道は面白いと思う。バイクのオフ車とも何台かすれ違った。すべて舗装されるのも時間の問題??

 反対側にも看板がある。「久万高原町側未舗装」

 ここからは道も下り基調。小田深山渓谷に向かう。

 小さな川沿いを進んでいく。

 見事なヘアピンカーブ。

 小田深山渓谷の駐車場に到着。紅葉シーズンのみ限定だが仮設のトイレもあった。トイレに行きたかったので助かった…。

 ここからは県道52号小田柳谷線へ。主要地方道だが1車線が続く。もちろん携帯電話は圏外で、景色をインスタのストーリーに共有することも、Twitterでつぶやくこともできない。今流行りの「デジタルデトックス」というやつか。

 小田深山のキャンプ場。紅葉がちょうど綺麗だった。

 自転車を降りて歩いてみる。

 腰のばし岩。見上げるたびに身長が伸びると言われているが、これ以上の身長は必要ない…乗れる自転車がなくなる…(187cm)

 遊歩道を歩く。

 欄干のない木橋。スリル満点だが、とても危ない橋だった。

 大きな岩の下をくぐる。

 小田深山のキャンプ場でキャンプをしてみるのもいいなと思った。

 小田深山には「深山荘」という宿泊施設があった。老朽化により2017年に取り壊された。内子町HPによると、「新深山荘」の計画もある。新深山荘の場所は県道の交差点周辺(駐車場のところ)で検討されているため、移転する形になる。

 小田深山渓谷から久万高原に戻る。同じ道を引き返すよりも別の道で帰りたいなと思い、ソルファオダスキー場経由で向かうことに。

 ここの交差点は左折。

 「この先砂利道あり」

 廃校があった。小田深山小学校・中学校の跡。体育館は綺麗に残っていた。平成8年(1996年)3月時点では児童数2名だった。データベース「えひめの記憶」に詳しく載っている。

 ソルファオダのスキー場。レストランはシーズン外で営業していなかった。2年後に車を買ったらここにスキーしに来たい。もちろん11月のスキー場には誰もいない。

 地下道をくぐってみる。標高1000mの山奥に見えない風景。…と、歩いていてスマホを取り出そうとしたら手から滑って砂利の上に落ちてしまった。よく見るとスマホの画面が割れている。でもまだ動くのでよかった。

 獅子越峠を越えて急な下りが始まる。標高1000mから一気に200mまで下りる。

 対向車が来ないと思って油断してる頃に車が来る。

 内子町参川地区を展望。

 ここにも内子町立参川小学校という廃校がある。

 国道380号に合流。ここから久万高原までずっとこの道で進む。

 国道でも1車線。標高200mから500mへ上り坂が続く。

 真弓トンネルを抜けると久万高原町。

 飛び出し坊やは「みきゃん」仕様。

 国道33号へ。

 久万高原町の中心部。遠くに見えるのはラグビー場。

 時間が余ったので「道の駅天空の郷さんさん」へ。「さんさん」は国道33号のことを指す。

 自転車を分解し袋に入れる。

 17時のバスで松山に戻る。まだ明るい。

 土曜日だったが砥部から大勢の人が乗ってきて、大街道までは座れないほどだった。その中で自転車を輪行するのは申し訳ない気持ちになってしまったが、なんとか帰ってきた。道も混んでいたので久万高原〜JR松山駅で2時間近くかかった。

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