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硬券0076 合同汽船

合同汽船

合同汽船は、明治40年に会社設立され、明治42年に松江ー大根島ー境ー美保関の中海、境水道添いに就航され、
その美保関線に随時東航路、西航路を就航させていきました。
しかし、中海干拓で陸続きの場所が増え、陸上交通による内陸との利便性の向上の影響を受けて、昭和55年9月30日に終航しました。
合同汽船の松江港というのは、松江大橋のたもとで大橋川に乗り場がありました。

もっともありふれた廃札で、もう見飽きたものは

昭和 D型硬券 灰TTD地紋 2等 補充片道券  国鉄連絡運輸

もっと以前にはA型常備の連絡硬券も見られ、美保関を連絡駅とし、接続駅を境港駅としての国鉄連絡運輸をしていましたので、後年残って残券が廃札となったのがこの補充片道券でしょう。せめて着札で日付と着駅を入っていて欲しいぐらいですが、決まってこればかり、これでもか!というぐらい余っていたのか、見ますね。

昭和16年 A型硬券 赤RJC地紋 3等 一般式  省線連絡運輸

 
あまり見る機会のないものを公開したいですが、珍しいものは余り集めていません。

昭和22年 A型硬券 緑RJC地紋 3等 一般式 社航路内 

日付は戦後ですが、戦前様式の残券使用かと思います。

戦前 A型硬券 緑RJC地紋 3等 一般式 社航路内

 

昭和13年 A型硬券 緑RJC地紋 3等 一般式 社航路内

戦前の硬券で、やはり味があります。
しかし、よく見れば、これは松江から美保関へ行ってから境港に戻るという変わった経路です。
美保関は半島の先へ出る(境水道の先)形になります。日本海へ出てすぐ戻る感じです。
この様式の切符、同じく「八幡灘ゆき」とかも見ました。

こういうのも

戦前 B型硬券 赤RTC地紋 3等 一般式 社航路内

これは上のA型硬券よりも古いのでしょうか。外江は境と同じ半島の西側(鳥取県)のごく近距離の航路券です。
時期の問題か、経路による様式の違いか、もっと収集しないとわかりませんね。

また補充出来れば加えて更新します。

 

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