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硬券0097 南部鉄道(バス)

南部鉄道(バス)

南部鉄道とは、大正15年に設立された五戸電気鉄道が、昭和6年にバス事業に参入し、五戸自動車を買収、昭和11年に五戸鉄道に改称し、昭和18年に近くの自治体のバス事業を統合して昭和20年に南部鉄道となり、鉄道とともに動いてきました。
しかし、昭和43年の十勝沖地震の影響被害により鉄道が運休。
復旧に至れないまま昭和44年にはバス事業専業になりました。

昭和45年に南部バスに改称されることになります。

昭和37年 B型硬券 赤TTD地紋 一般式

これは、社バスの近距離の硬券で、表記は(バス乗車券)だけの券です。

昭和30年代? A型硬券 赤TTD地紋 一般式


この時代は表記も「南部鉄道バス」「南鉄バス」などというものも存在し、
探せばバリエーションがあるように思います。

尻内は、八戸駅の当時の国鉄旧駅名でもあります。根城は東方面の市街側にあります。

 

昭和45年頃 A型硬券 青TTD地紋 一般式  国鉄連絡運輸

鉄道廃止後のモノクラスのもので、南部バスに変わる直前でしょうか。
廃札で出ているようなのですが、これに鉄道運休時の最終日を後からダッチング入れたらしきいかにも鉄道運行最終日のような券もみられますが、大概それは人の魂胆が加わっているようです。
鉄道運休時の昭和43年なら2等表記があるはずですし・・・

鉄道運休後に五戸がバス駅として残ったときの最後の券でしょう。
鉄道復旧を見込んで作っていたものの残りではあるのかも知れませんが、
実際これはバスからの連絡用です。

 

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