見出し画像

時間栄養学の基本 食をテーマに 7

最近、時間栄養学について書かれた記事を読む機会が増えました。以前より浸透しつつあるのかなと思います。

人間の生態に合わせたダイエット方法は、効果があるので、おおいに実行してほしい。ただし、これはあくまで、健常者であることが前提なので、持病を持っている人は、かかりつけのドクターにご相談下さい。

今回は、時間栄養学のおさらいとしてお伝えします。

1.体内時計のずれをリセットするためには、朝の光をあびることと朝食をとることが必要。朝食はバランスの取れた栄養食。

朝食は時間栄養学では重要な意味を持ちます。体を活動モードへと導くからです。

2.夜遅くに食事をとる場合は、早めに軽食を食べる。家に帰ってからは軽食分を引いた夕食を食べておく。

ダイエットを実行している人は、夜の過食は避けるべきです。

朝食は糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが取れるようなバランス栄養食を心がけて下さい。(これは3食についても言えます)

時間栄養学自体はそんなに難しい話ではないので、理解はすぐできると思います。ただ実行するとなると、多少努力が必要となります。

結論から言えば、規則正しい生活をしましょうということです。

ダイエットについては、食べなければ痩せるのは当然ですが、時間栄養学は、きちんと栄養をとって適正体重になりましょうと提唱することだと思っています。

そのために、何をいつ食べるのか。どのようにして食べるのか気をつけていこうということです。

肥満の原因は人によって違ってきます。糖質の過食かもしれません。ストレスなのかもしれません。生活の乱れなのかもしれません。運動不足かもしれません。どれも肥満の原因になります。

時間栄養学は、生活の乱れに重点をおいています。

代謝を促進し栄養素が効率よく働くように、時計遺伝子にそくした食べ方をしようということです。代謝の促進とは、平たく言えば、瘦せ体質になるということです。

栄養素というものは、体の中で複雑な動きをします。脂肪を燃焼させたり、ホルモンバランスを整えたり、筋肉を作ったり、免疫力を高めたりします。

必要な栄養素は、生きていくうえで摂取していかなければなりません。

簡単な食事で、痩せて良かったなんてことにはならないのです。

感染症との闘い。厳しい仕事、ストレス、これに打ち勝つためには、必要な栄養を取らなくてはなりません。

肥満への恐れから、食事をおろそかにし、低栄養になってしまってはいけません。


参考文献  時間栄養学  時計遺伝子と食事のリズム
      香川康雄 編著  女子栄養大学出版部


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?