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白樺と金星


北海道の羊蹄山へのぼってきました。
北海道といえば美しい白樺の森という印象がむかしからあります。

白樺の木は、金星の影響を強く受けていると言われていて、どういうことかな、と思いながら山道をあるいていると、いくつか感じることがありました。

また、羊蹄山は別名蝦夷富士とも呼ばれ、たしかにまるで富士山のような出立ち。
御殿場で育った私には何とも感慨深い山でした。


見てください。この姿。まるで富士山でしょう?


羊蹄山は、富士山とは違って、植物にあふれ緑に愛されている山でした。
標高1989m。
下から登るにはちょっと飽きるぐらい長い道のり。
途中歩くのいやんなっちゃって不貞腐れながらも、、、笑
植物や自然を観察。



時々エゾリスがこちらの様子をうかがっていたり、綺麗な色の多様な虫たちが生命活動をせっせとしていました。あれは、クマバチ?かな。彼らの羽音を聴いていると、まるでお坊さんの唱えるお経のように聴こえてきたり。。。


また、植物も多種多様で、松の木は、頂上に近づくほど生えていて、背の低い松林?松の群生を見ることができました。


松の花も初めてみたのですが、こんなに可愛い色だなんて!


さて、冒頭の金星と白樺の話にもどりますが、、、


シュタイナーによると、白樺は金星の影響を強く受けているといわれるのですが、
それがなぜかというと、葉の仕草、樹冠の形成のしかた、幹の細さ、根の浅さからみることができるようです。


 

星々と木々 ゲーテシュタイナー科学への道  丹羽敏雄著




私がこの本の金星の話の中で、一番気になったのは、金星が地球に最も近づいた時に何故、同じ面しか見せないのか?というところだったのですが、金星は、地球に見せたくない面があるのかな?という起点から考えてみるともしかすると、金星の持つ毒の面をみせたくないのではないのかな?とおもってみたり。



ミツバチの世界は金星を具現化しているといわれるのですが、毒によって私たちは繋がっている、といってもよいのかもしれません。


美しいものには棘があるという言葉からも見てとれるように、生命にはかならず陰陽があり、片方だけでは成立しないのだということをよくかんじています。富士山を見ている時に感じる美しさは、休火山であることから、生きているという生命の蠢きのようなものの内側に美しさがみえるからこそなのだと。


私たちの生命とは、生まれた時から死がつきまとい、それが当たり前でセットであることをふと立ち止まって考える金星の考察でした。


また、白樺の樹液はアイヌにとって煮炊きする時に使う水の役割をしていたようです。
白樺の樹液を頂いてのんでみたのですが、透き通っていて、サラサラとして甘く、ヨーグルトの上にある水のような?味がしました。

飲んだ味忘れているけど、母乳のようだという友人も。


女性性、美、愛とは金星の代名詞。
このような体験から感じる星をイメージすることも楽しみのひとつです。


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