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ハーフ出ません?笑

現在、朝の5:30。

僕は今、ある大切なことを決めかねている。

それは…

ハーフに出るかどうか

である。


今朝、目を覚ますとLINEでメッセージが来ていた。メッセージの送り主は、JICA海外協力隊の訓練時から色んなことを一緒にやってきた、仲の良い同期隊員(多分歳は9つ下)。

メッセージを開いてみると、そこには一言。

ハーフ出ません?笑

え、ハーフ…?

寝起きの頭で想像できる限界は、

いわゆる国籍の異なる両親から生まれた子

『ハーフ』と、

「ピザ、どれにする?」
「え〜迷う〜」
「じゃあ色々食べたいからハーフ&ハーフで良くね?」

『ハーフ』のみである。


外国人と付き合ってるわけじゃないから、そう簡単にハーフは出ないなぁ…てゆーか僕そもそも男だから、ハーフも何も、ちょっと子どもが出てこないわ。
ピザも、別にわざわざルワンダに来てイタリアン経営してるわけじゃないから、ちょっと出せないな〜。パスタならギリ出せるわ。

とか、謎の妄想を繰り広げながら目をこすっていると(この時5:00)、メッセージの他に何やらリンクも貼られていることに気付く。


あ、マラソンかい。


ハーフと聞いて、マラソンが思い付かなかった僕は、どうかしてますか?ハーフと聞いたら普通マラソンが思い浮かぶものですか?僕、一応9年間陸上部の顧問やってたんですけど、深層心理では「陸上部に入部する子の気が知れない」と思ってるってことで良いですか?

なるほど、ハーフマラソンね。

うん…

いや、ね?

ハーフって、約21kmでしょ?

人間、身体の構造上そんなに走って良いもんなの?

目的地があるわけでもないのに21kmも走るって、何の意味があるの?


なんて、ちょい否定的な考えが頭に浮かんだものの、興味が湧いている自分がいるのも事実だ。

実際、マラソンなんてこれまでの人生で参加したことなかったし、やったことないことは積極的にやってみた方が良いのでは?

人生経験として挑戦してみるのも面白そうだし、せっかく誘ってくれたのも嬉しいし、これは何かとネタになりそうだし…ぐふふ

そう思い、とりあえずリンクにアクセスし、詳細情報を見てみる。

場 所:Kigali
日 程:5/29
参加費:5,000RWF(Resister)

え?

1週間後じゃん。

え?

マラソンって、なんかしっかり準備して取り掛かるもんじゃないの?こちとら普段「歩く」以外の運動してないよ?ちょっと急すぎん?てゆーか、そもそも運営側も、そんな直前まで申込許しちゃって良いの?そうやって参加のハードル下げるから、僕みたいな普段運動していない雑魚が混じっちゃうんじゃん。マラソンって、そんな世界観で良いの?

と、ひたすら目の前の事実に疑問を並べ立ててみたワケだけど、どうしよう。


そういえば、今回誘ってくれた同期隊員が、最近ジムで走ってる様子をInstagramに上げてたけど、そういうことだったのかー

悩んだ末に、とりあえず彼に

もう申し込んだの?

という、結論を先延ばしにする幼気なLINEを送った。

返事はまだ来ていないけど、おそらくこの後中身のないLINEのキャッチボールを数回行った後、結論を導き出すと思う。


さんざん文句ともとれるような、マラソンに対して否定的なことを書いてきたが、今のところ自分の正直な気持ちとしては「参加:不参加=8:2」くらいになっている。

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