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暗峠・奈良街道

はい、関西人ならご存知(ホンマかw)暗峠。
昨年春も一度訪ねました。
今回、久々に一日予定が空いたので、ふと思い立って出掛けてみましたよ。

正しくは「暗越奈良街道」と申します。

昨年訪ねた時の記事はこちら。↓

前回は地下鉄中央線で向かって、少し南下して登り始めました。まぁ急坂に慣れる目的からでしたが、今回は何度か登山も経験してますし、同じ事をやってもなぁ。。。という事で、折角ならこの「暗越奈良街道」をしっかり歩いてみよう!と思い立ち、家から直接歩いて生駒山地へ向かいました。

□暗越奈良街道ウォーク 2022/3/27(日)天気:晴れ

本来なら金剛山とか登りたかったんですが、前日が一日中雨だったので、足元も悪そうだし、目的地を変えました。

午前9:00、自宅を出発。
街道の起点は北浜ですが、熊野街道歩きで何度も歩いてる道と被ってるので割愛し、そのまま東へ東へと歩きました。

マップの太い茶色が街道ルートです。
長堀通の広い道から一つ北側の細い道を行きます。玉造で長堀通と合流、環状線のガードを潜った先、二軒茶屋の碑で右手(南側)の旧道に入ります。

旧街道といっても今は街の商店街ですけどね。

でまあ、街道筋自体も保存がちゃんとしてる訳では無いので、広い通りと合流したり分かれたりを繰り返します。玉造駅の先、本通りが斜め右(南東方向)に折れる所、街道は病院の前を行く真っ直ぐ東へと向かう道の方です。

すぐに平野川を跨ぐ玉津橋を渡ります。
ココは欄干下に歴史案内の板が有ります。昔の絵地図ですね。ちょうど玉津橋が描かれていて、その先で直角に右折するのも分かります。

今の世は、橋の先のコインランドリーの角を曲がります(笑)。細道は緩やかにカーブを描いて南方向から東方向へ向かいます。縦横整った大阪の街では余りないカーブの道は、やはり昔の街道の面影有りますね。

曲がりきった所、左手に大きな街道の碑が有るので、ココをまた右折(というか道なり)して南下。どんどん近鉄奈良線に近付いていきます。

東成消防署脇に道標が有ります。
この先の南北の大通りが今里筋。

上手い具合にBRT今里ライナーに遭遇しました。なかなか格好良いデザインですが、阪神ファンには抵抗有る配色ですよね(苦笑)。
ココの横断歩道を渡ったビルの壁面に、デカい暗越奈良街道の案内板が出ています。

堺屋先生もさぞかしお喜びでしょ。
この辺り、そこはかとなく街道筋の雰囲気を残す風景も感じられる区間があります。

今里で一旦国道に合流したら暫く大通りの歩道を新深江駅の先まで歩きます。そして、布施の手前、国道が北へカーブする地点、真っ直ぐ行く裏通りが街道筋。少し進み、布施の商店街で再び国道へ。柳通りの交差点からは北東へ斜めに入る裏道。入り口に大きな石碑が立っているのが目印。

東大阪の町工場があちこちに建つエリアです。
JRおおさか東線の高架を潜り、暫く行くと小阪北口の交差点。
角のコンビニでトイレを借りてドリンクを購入、小休止しました。ココまでで1時間半。

ココからまた国道歩き。少し行くと北側にNTTの建物の前に歩道橋が有る信号を右折、南ひと筋目の裏道が街道筋です。

真正面に生駒のテレビ送信所群が見えてきました。だいぶ山が近付いてきました。
少し進むと国道を渡り北側へ。ウネウネと街道が伸びます。第二寝屋川を渡り暫く進むとまた国道。近畿道の大きな交差点を渡り、ひたすら国道歩き。


スズキのショールームの先、今度は南側へ枝分かれする小道へ入ります。

少し歩くと右手にだんじり小屋が有り、その脇が八劔神社。ちょいと寄り道してお参り休憩しました。

出発2時間半、午前11:30。歩き再開。
国道に斜めに合流、菱江の交差点から北東へ斜めに入る小道が街道筋。すぐに三菱ふそうの大きな建物にぶつかり、また国道歩きです。
稲葉二丁目交差点で左右を見れば、南北の通り沿いに植えられた桜並木がぼんぼりも華やかで、いい感じに咲いていました。


国道も道幅が広くなり、花園ラグビー場も近付いてきたようです。
花園ラグビー場西交差点の先から再び北東へ分かれる小道へ。


小学校の塀の先、北へ左折。山と並行するように北上するので不安になった頃、古い道標が出てきます。ココを右折。東へ。

恩智川の橋を渡ると突き当たり。一つ南の細い道に入りますと。。。正面に歩道橋。

外環状線の広い道で分断された街道を繋ぐ為の歩道橋なんですねー。って事で間近に迫った山へ向けてひたすら坂道を上がる区間です。

坂の町、だんじり小屋でなく太鼓台小屋になってました。この坂道では地車は厳しいわなぁ。
そうこうしてると、近鉄奈良線の踏切。左手に額田駅が見えます。真っ直ぐ山へ上がると枚岡公園です。桜が咲いて綺麗です。上がってゆくクルマも多い。

近鉄電車も間近。結構エエ感じのカーブですね。

さて。街道はから一旦外れて、近鉄沿いに南下します。目的は枚岡神社参詣。
数百メートル南に大鳥居が有ります。

河内一之宮です。お参りして御朱印を頂きました。結構街並みが近い所ですが、鳥居を潜ると空気感が変わるんですよね。パワースポットだと思います。
お昼12時半、出発して3時間半経過です。
お参りの後、小休止しました。

いよいよ激坂です。

枚岡神社の少し北、こんな看板。
豪雨の時、通行止になります。
いや、その左上。「国道308号」。
そう、玉造から続く同じ国道です。
クルマ1台通るのもやっとの幅のコンクリ舗装の激坂ですねん。
看板の角からいきなりエグい角度です。
数分上がって振り返るとこの景色w

ちゃんと大阪のビル群を展望出来ますがまだ麓ですからね。
ココに一軒、茶店が有ります。
本当は暗峠のてっぺんの茶店でランチを。。。と思ってましたが、出発が遅すぎましたね。
この店できつねうどんを頂きました。
近所のお年寄りが昼間の酒盛りで盛り上がってましたわ。

さぁ、ココからのエグい坂は文章で表現出来ません。兎に角汗が滝のように身体中を流れます。ずっと足元を見て登ります。まぁ写真をご覧下さい。

ココが最急勾配カーブです。

そんな激坂も、この大師清水まで来るともう少し。勿論、小休止。お堂の中のベンチで汗を拭きます。13:55。出発から5時間。
このお堂の前は緩い登りですが、それまでの傾斜がキツすぎたので、何故か下り坂に錯覚しますw

ココから数分上がると空も明るくなり、峠のてっぺんの集落です。

江戸時代の街道の雰囲気を残す石畳なんですが、クルマやバイクは辛そうw  
峠のてっぺんに人気の茶屋が有ります。前回もココでカレーを食いましたが、信貴生駒スカイラインのガードを潜った先、奈良側にこんなお店。

素敵なカフェです。で。。。

勿論小休止。バニラです。
14:11。結構な賑わいです。

さて、ココからは下り。
大阪側より幾分傾斜も緩いです。
大阪側は鬱蒼とした木立の中ですが、こちらは切り開かれて棚田、段々畑が広がります。

絵になるんですよ。

で、下り切った所で振り返ります。

そして、近鉄南生駒駅とうちゃこ。15:15。
出発から6時間10分。

本当は街道を奈良までコンプリートしたかったですが、ココからまだ14キロも有るので断念しました。

久々の街道歩きで激坂も有って22キロ半だもの。いいでしょ?w

さぁ、また春の低山登山、再開しよーかなぁ。

因みに帰りは近鉄で30分でしたw

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