こらこらコラム〜悪の言霊
休みの日は、何故かダラダラ午前を過ごすので朝食を抜きがちになる。そこで昼前、ランチ営業の開始を見越して11時頃に出掛けるが、今日は出遅れた。
地下鉄の乗り継ぎが上手くいかず、天満橋に着いたら既に12時前だった。
お目当ての店に行くと既に入店待ちの行列。仕方なく、向かいのビルの地下へ行き、蕎麦屋を見つけたので入店、カウンター席に着いた。すると、既に食事を始めた二つ隣のオバハンが店員を呼び止めた。
「ちょっとあんた、コレ(料理が)ぬるいやんか。何よコレ」
「申し訳ございません、お取り替え致します」
「いやちゃうがな。今から作り替えたら勿体無いやろ。チンしたらエエやん」
「いやでも。。。」
「なにしてんのよ、もぉー」
昼過ぎの混雑した店内にオバハンの怒りの声が響く。
やれやれ。
席に着いてメニューを見始めたところだったが、お茶が届く前にさっさと席を立って店を出た。
腹は減っていたが、あの雰囲気の中、モノを食べる気分では無かった。
恐らく、混雑した店内、食ってる蕎麦が不味くなったお客も多かったのでは無かろうか。
「言霊」とはよく言ったもので、人が発する言葉にはパワーというかエネルギーが込められている。愛ある言葉にヒトはプラスのエネルギーも貰える。しかし、負の言葉には、マイナスのエネルギーで周囲の人の心にダメージを与える。
多分あのオバハン、今日のランチは美味しく無かっただろう。でも被害は自分だけでなく店内のお客みんなに広がったと思う。
公共の場で発する言葉には、周囲への気遣いが必要なのだ。意識して言葉を選び、話す言葉のトーンにも配慮すべきだ。
今日の午後、胃腸の具合が悪くなった人、天満橋周辺にいませんか?
さて自分はというと、その後、買い物を先に済ませ、無事、最初の店で美味しく寿司ランチを頂きました。ご馳走様でしたw
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