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名店・人気店には理由がある

今日は平日でした。でもお休みでした。
朝イチから健康診断が有ったからです。
なので、1日ゆっくりできました。

普段から通ってる近所の空堀商店街(大阪市中央区)には、幾つもの人気店があります。普段から行列ができる店があちこちに。週末なら余計に行列が伸びます。

が、平日なので狙い目かな?
という事で、開店時間に合わせて出掛けました。

各地に支店があるスパイスカレーのお店『旧ヤム邸』です。

古民家を使ったお店です。

ランチは午前11:30から。
開店5分前でも、まだ列は出来てませんでした。でも店先で看板を眺めてると、チラホラ集まりだし、自分も含めて数人の列になりました。
コレは!と思い、そのまま並んだら二人目。
ラッキー!と思ってると「寒い中、お待たせしました!」と元気な笑顔の女性店員さんが玄関を開けてくれました。

「お好きな席へどうぞ」という事でしたが、後ろに既に列が出来てるのが確認出来たので、カウンター席の一番奥へ。

渋い木の板を使った落ち着いた席。

ランチタイムはメニューを絞り込んでるようです。

2種類のカレーだと1150円。3種類全部だと1300円。

初でしたから、3種を選びました。

ちゃんとオーダーは順番。
行列一人目の兄ちゃんの後、お姉さんがやってきました。

手書きというのも良き良き。

メニュー裏面には追加トッピングの表記が有りますが、初なので無しにしたら、追加250円でラッシーがチャイが付けられるそう。こちらは、食後にホットのチャイに。

奥のカウンター席から入口方向。既に席が埋まり、後からのお客は二階席へ案内されていました。
お水のグラスさえ渋い。カウンター縁のタイルが素敵です。

待つ事数分。お食事が運ばれてきました。

ライスを中心に三種のカレーが囲みます。

一つは定番のチキンカレー、向こう側が和風テイストのカレー、右側が少し酸味のあるトマト風味のカレー。

トレーには、惣菜二種と玉ねぎを使ったピクルス、デザートのヨーグルトも乗っています。

ライスは日本米とタイ米を選べますが、今回はタイ米にしました。

カレー三種は、キャラが被らず、それぞれに喧嘩しない味わいです。
所謂インドカレー的な香り、和風の出汁が効いたもの、そして少々酸味を感じるもの。飽きず、楽しいバラエティです。

惣菜二種も、ひと口で手作りと分かる丁寧なお味。ピクルスもフルーツ的な香りが有り美味。良い口直しです。また、物足りなさも感じない絶妙のサイズ。追加せずとも足りました。

なるほど!と思わせる丁寧な仕込みに感動です。そして、スプーン、お箸、ヨーグルト用のミニスプーンという3個のカトラリーを置く赤いペーパーも、ちょっとした事ですが、センスを感じます。

食後のチャイ。奥の壺から砂糖を加えます。

この壺。蓋を開けたら、ただの砂糖ではなく、何か?分かりませんでしたが、スプーンにギザギザが付いてるところを見ると乾燥させた柑橘でしょうか?混ざってありました。芸が細かい!

店員さんそれぞれも、お客への対応が丁寧です。食事が済んだ絶妙のタイミングでチャイを出してくれましたが、それがさり気ない!

大変満足して帰路に着きました。


まぁ人気店の中には、どんどん押し寄せる客を捌くので手一杯な所も少なく無いですが、ココはソレが無い。
慌てる事無く、丁寧な対応を徹底しています。何よりも料理の仕込み方が丁寧。そして演出も上手い。
といっても、提供が遅い訳ではなく、スムーズに回してます。

僅かな時間でしたが、人気が出る理由が良く分かりました。


人気企業の経営者ほど、腰が低く、笑顔を絶やさず、社員にも人気だったり、人気の大物タレントほど、偉ぶらず気さくだったり。。。そんな話をよく聞きますが、何か共通点を感じました。

大変美味しく頂いた以上に、勉強になった気分です。ご馳走様でした。

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