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看護師の仕事とAI・ロボット: 未来の医療現場で何が変わるのか、本気で考えてみた!

「AIとロボット技術が進化したら看護師の仕事ってどうなるんかな?」とふと疑問に思ったので考えてみた。

ざっくりと言えば、まず、次のような変化が考えられる。

基本的なケアの自動化

体温測定や血圧測定などの基本的なケア業務は、AIやロボットによって自動化される可能性が高い。これによって、看護師の数を削減することが一部可能になるかもしれない。

専門的なスキルの重視

AIが単純な業務を担当することで、看護師はより専門的なケアや人間関係に焦点を当てることができるようになるはず。患者とのコミュニケーションや心理的サポート、高度な医療処置などが主な業務となると思われる。

データ解析と連携

AIは大量のデータを高速に解析できるため、看護師は患者の健康データをより効果的に管理し、医師と連携する必要がある。これには、データ解析とITスキルが求められることになる。

倫理と人間性の保持

ロボットが患者のケアに関与するようになると、患者との人間関係や倫理的な側面がより重要になる。看護師は、テクノロジーと人間の間のバランスを取りながら、患者に対して温かいケアを提供する役割を果たすことになるはず。

教育と研修

新しい技術の導入に伴い、看護師自体の教育と研修も変わる可能性がある。テクノロジーの使用方法、新しい医療プロセス、チームワークなどのスキルが必要になるはず。

今後、看護師の数が少なくなるかどうかは、テクノロジーの進化だけでなく、人口動態、医療制度、文化など多岐にわたる要素に影響されるため一概には言えないが、上記のような変化が予想されることは確か。

ここまでは概論。ここからは、今後の看護師の現場の変化をイメージしやすいように、さらに具体的な変化を述べていく。

例えば、現場でのロボットの活用と看護師の役割は次のようになるはず。

配薬ロボット

一部の病院では既に導入されている配薬ロボットは、正確に患者ごとの薬を分配する役割を果たす。看護師は、ロボットが正しい薬を正確な量で分配しているかを監督し、患者に対して薬の服用方法などの指導を行う。

移動支援ロボット

患者の移動をサポートするロボットも開発されている。これらのロボットは、ベッドから車椅子への移動などを支援することができる。看護師は、ロボットの操作を監督し、患者の体調と安全を確保する役割を果たす。

遠隔診察ロボット

遠隔地にいる医師が患者と対話するためのロボットもある。看護師は、ロボットの操作や設定、患者との対話の支援などを担当することが求められる。

衛生管理ロボット

病院内の清掃や消毒作業を担当するロボットも考えられる。看護師は、必要な場所の清掃を指示し、適切に消毒されていることを確認する役割を果たす。

バイタルチェックロボット

体温、血圧、脈拍などを自動で測定するロボットも導入が進んでいる。看護師は、測定結果を解釈し、必要に応じて医師への報告や追加のケアを計画する。

看護師はこれらのロボットを監督し、患者の安全とケアの質を確保する役割を担う。技術的なスキルに加え、ロボットと人間との連携、患者とのコミュニケーション、状況判断などの能力が強く求められるはず。

「採尿、注射、点滴などはさすがにロボットじゃ難しいだろう?てか、ロボットにやられたら怖いし」と思うが、そうでもないかもしれない。

たしかに、採尿、注射、点滴などの医療処置は技術的に高度で、患者の個体差や状態に応じた微細な調整が必要な場合が多く、現時点ではこれらの処置を完全にロボットに任せるのは難しいとされている。

しかし、以下のような補助的な役割はロボットが果たすことが考えられる。

注射

一部のロボットは、特定の状況下で注射の支援を行うことが可能。例えば、正確な位置への針の挿入などを補助するために使用されることがあるかもしれない。その場合、看護師はロボットの動作を監視し、患者の反応を観察する役割を果たす。

点滴

点滴の流量の監視や調整は、専門の機器によって自動化されることが可能。看護師は初期設定や患者の状態に応じた調整、異常時の対応などを行う。

採尿

採尿自体は高度な技術を必要としないため、特定の状況下での自動化が可能であると考えられるが、人間の尊厳やプライバシーの保護といった側面から、完全な自動化は現実的ではないかもしれない。

最終的には、これらの処置がロボットによってどの程度実施できるかは、ロボットの技術的な進化、倫理的な考慮、法規制、医療現場の受け入れなど多岐にわたる要因に依存する。現場の看護師の役割としては、ロボットの操作や監督、患者の感情や反応の管理など、技術的なスキルと人間性を兼ね備えたケアが求められると考えられる。

以上を踏まえて、今、看護師として働いている人達は今後のAIやロボットの進化に備えて何をしておくべきか。それに関する記述で締めくくりたい。

看護師として働いている人々が今後のAIやロボットの進化に備えるために考慮すべきことは、以下のような点が挙げられる。

技術的スキルの習得

基本的なコンピューター操作やロボットの使い方、データ分析などのスキルは、将来的に看護師に求められる能力となる可能性が高い。

人間とロボットの連携

人間とロボットが効果的に連携するためには、チームワークとコミュニケーションが重要。ロボットの機能と限界を理解し、人間の判断と感情を適切に組み合わせる能力が求められる。

倫理と法規制の理解

AIとロボットが医療に関与することで、患者のプライバシー保護や倫理的な問題が複雑化する。これらの法規制と倫理的な側面に対する理解が重要となる。

臨床知識と判断力の強化

AIやロボットが単純なタスクを自動化する中で、より専門的で高度な医療判断が看護師に求められることが予想される。臨床知識を深化し、判断力を強化する教育と訓練が必要となる。

変革への適応力

医療の世界は急速に変化しており、新しい技術や手法への迅速な適応が求められることがある。変革への柔軟な対応と、新しい学びへの積極的な姿勢が重要。

人間性とコミュニケーション

ロボットは患者との感情的なつながりを築くことができないため、看護師のコミュニケーション能力や共感力は今後も価値を持ち続ける。患者との人間関係を築く能力は、強化と保持が求められる。

看護師がこれらのスキルと興味を持つことで、AIやロボットと効果的に協働し、医療の質を向上させるとともに、自身のキャリアも拡大することが期待される。

今、看護師として働いている人達の未来は明るい。AIやロボットの進化に合わせる形でスキルアップすれば今より少数の看護師の枠に入ることができ、おそらくその社会貢献性の高さから高給になるはずだ。それほど給料に変わりがなくても世間から尊敬される度合いは高まるはずである。

AIやロボットによる効率化で職を失う看護師が増えても、その失業までAIやロボットの進化がカバーしてくれるはずだ。ベーシックインカムだけでなく、今の私たちが思い付かないさまざまな方法で失業者は救われると思う。

どっちにしても看護師さんの未来は安泰だよね、って話。

See you!

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