山岡荘八
幼稚園の時、右足を骨折して10日間くらい入院してた。(なにせ、園児に時間感覚とか皆無)
しかし、一日暇。
で、足を石膏で固められてるから、幼稚園児には身動き出来ないから暇。
家にあった白黒のテレビ(40年以上前だからTVが持ち込めるだけヨカッタと思う。)を見たり、当時はやってたロボダッチのプラモで日がな一日を過ごしてた幼児。
チョット大きめな病院とは言っても、完全看護では無かったから、専業主婦だった母親は、3歳にもならない弟を実家に預けて、クソ可愛かった・・ いや、鬼可愛かった僕の看護をしました。
その母親が暇で有ろう看護生活の中で、読んでたのが山岡荘八の【徳川家康全26巻】子供が覗いても、なんか難しいモノ読んでるな程度、でもなぜか、大人になって入院して暇だと読んじゃうんだろうな・・・ の感覚。
まぁ、そんな事は忘れて、中学時代は平井和正に没頭して、幻魔大戦シリーズとか、ウルフガイ、アダルトウルフガイとか、読んじゃって頭でっかちなクソ面白くないガキに成長。
ただ、山岡荘八の活字だらけの本は記憶から離れなかった。
入院して暇が出来たら・・・
この前、神田で暇つぶしに色々見てたら、【元帥 山本五十六】を見つけてしまい読みいってしまった。
戦時中の規制が厳しい頃の本とは言え、他にも山岡荘八の本が読みたくなった。
で、千葉の家にあった堅い表紙の埃臭い本を段ボールに入れて持って帰ってしまった・・・
暇なときに・・ と思ってたのに、全26巻 1月掛からずに先ほど終了。
げっ! 老後の入院中の暇つぶしが、鬼平犯科帳と、剣客商売だけになってしまった・・ しかも、両タイトルドラマ視聴済みだから、わくわく感とかドキドキ感みたいな初体験感が無い・・・