入院当日に思ったこと。　　　　　　　　

リュックとスーツケースを転がしながら、ようやく病院に到着。
コロナの抗原検査を受け、結果が出るまでに15分待つ。
待合室に座っていると、沢山の妊婦さんが行き来している。そんな達妊婦さん達をボーっと眺めていた。
今までなら、もっと捻くれた感情な湧き上がってきただろう。
でも今は違う。

先日、NVCワークショップを受けたことで、私の心の中の捻くれた変な現象の正体が明らかになった。
私の捻くれた感情の正体は「嫉妬心」だった。

観察すると①妊婦さんが足取り重くゆっくり歩いている　②それを見た私は妊婦さんを羨ましく思う、妊婦さんが幸せだと思い込む　妊娠できない私が不幸だとネガティブな感情が湧き上がり、嫌悪感を抱く。
不妊治療を開始してから、こんな感情ばかりを抱いていた。
妊婦さんを見た後にネガティブな感情を引き起こし、嫌悪感を抱く。この思考回路を分析した時、ネガティブ感情を引き起こしたのは私であり、決して妊婦さんは悪くないということ。妊婦さんはただの妊婦さん。その人が本当に幸せなのかどうかなんて分からない。私がその妊婦さんを見て勝手に幸せで、私が不幸だと思い込み、その「差」に勝手に苦しんでいる。
何が幸せなのか分からない。
幸せは他人と比べるものではない。
私にとっての幸せを見つけていきたいと思う。
そんなことを待合室でボヤーと感じていた。
NVCについては、まだこれから学ぶ途中であり、少しでも気になる方はぜひこちらを読んでいただきたい。

「わかりあえない」を越える――目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC

NVCの助言をもとに、妊婦さんを見ようが、子供連れを見ようが、ただ目の前の事実だけをきちんと観察することに集中した。
そこから湧き上がる感情が良いものでも、悪いものでも、それをただただ私の感情として受け止める。その感情から湧き出した思考は、私自身の考えであって、
私の考えに私自身が支配されないように注意する。

そんなことをSVCワークショップは教えてくれた。

NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法

そんなことを思いながら、私の入院生活はスタートした。