Zoomでたわいもないおしゃべりを。
もうだめだ、がまんできない。
人としゃべりたい。
いま不安なこととか、発していることの「実はこうなんだよ」というひそかな思いとか
話したいいいいい
そんな衝動に駆られて、気のおけない友人(…と言っていいのかな?まだちょっと距離感があるけれど、好きなひとです)にメッセージを送ってZoomでなんでもないおしゃべりにつきあってください!とお願いした。
東京のクライアントから受けている仕事はフルリモートなので、Zoomといえば「仕事の場」。初対面の方との通話が多く緊張するし、オンラインインタビューの際には万が一 録音にトラブルがあっても大丈夫なように、一言一句聞き漏らさない覚悟で張り詰めている。
そして、いつもミーティングに招待していただく受け身だった。ささっと無料登録を済ませて30分ぐらいのおしゃべり部屋をセッティング。
準備しながら、
もともと電話が苦手だけど
(相手の邪魔になってしまうのが嫌なのと、楽しいおしゃべりでも切った後の寂寥感がはげしい)
こうして「おしゃべりをしたい」と思って、いそいそと事前準備をしている自分がなんだかちょっと不思議だった
でも、それでお互いに心地よく「相手に用意してもらった時間」を楽しめるなら、良い時代になったのかな、とも思った。
かくして実行されたZoomおしゃべりは
最高 of 最高。
ネットを発明してくれた人ありがとう
Zoomを作ってくれた人ありがとう
おしゃべりしてもらった方がいっそう好きになった。
天使みたい。
ネガティブになりそうな時に、肯定的に会話を進めてくれる人はありがたい
「こうしなきゃだめだよ」という風に、意見してくださる方も貴重な存在だけれど。
不必要に物事から何かを感じ取って
「うっ…」とうずくまる自分は
人さまから話を聞かせてもらって文章をつくる仕事上、
「命を削っているのは自覚しているけれど、必要な職能」だと思っている。
楽しかった。
先が見えない不安
物理的、金銭的な制約
誰しもが不自由や恐怖とたたかっている
そういう状況で
束の間、無意味なようで大きな意味がある時間を受け取ることができた
ちいさなことが奇跡のように感じた。
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