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《夢の中で恋に落ちた》制作日記

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1st album《夢の中で恋に落ちた》のレコーディングにまつわる記録と、収録曲のセルフライナーノーツ。
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#音楽

「Liar」という曲

written by 大江友海 アルバムの中でいちばんヘンテコな曲です。 これは翔くんのフレーズにわたしが歌詞をつけていったもの。 他の人が聴いてどうだかはわからないけど、ある意味、これがいちばん赤須翔「らしい」曲とわたしは思っています。 とらえどころのない天邪鬼。笑 翔くんは、歌詞にしたいイメージは特にない、良ければ何でもいい良ければ、と、かなりの上から目線だったので、まあいいかと自由に書くことにしました。 不思議なやつきたなあ、と思いながら聴いた印象で景色を描きました

「I Thought About You」という曲

written by 赤須翔 think の過去形のthought 過去形なのが深みが増しますね。 この曲は前のコラムで書いた「夢の中で恋に落ちた」と同じくジャズスタンダードからコード進行を取って、メロディと歌詞を乗せ換えた曲。 「I thought about you」という曲から題名はそのまま。 何年か前まだこの曲が生まれていない頃、トランペットと男性ボーカルと三人でレコーディングした際に、I thought about youを録ることになり、まさに録音

ジャケット制作

written by 大江友海 わたしたちの記念すべき1st albumのジャケット手がけてくださったのは「TO」こと、デザイナー・イラストレーターのTomohito Komatsu(以下トモさん)さん。 トモさんとのつながりは、長野県は伊那にある、わたしが世界一好きな洋服屋さん「チプカとプクチカ」のロゴデザインやお洋服の生地の柄のシルクスクリーンのプリントをされていて、作品があまりにも好みのど真ん中で大ファンだったことがきっかけ。 いつかこの方に何かお願いできたらなあっ

「カゴの小鳥」という曲

written by 大江友海 これは2、3年くらい前に書いたんだけど、演奏せずしまってたのを思い出してみた曲です。 歌詞の内容は、小鳥(わたし)がカゴの中であなたが来るのを待ってるってお話。人によって「あなた」について捉え方が違くて、それを聞くのを楽しみにしているから、詳しく説明しませんね。かわりに曲を仕上げていったときの話を。 この曲に限ったことはいんだけれど、翔くんと一緒にやる中でやり易いのがお互いの「無くていいものは要らない」という姿勢。世の中によくある「Aメロ→

「夢の中で恋に落ちた」という曲

written by 赤須翔 CDのタイトルになったこの曲は 僕がよく見る夢を題材にしました。 ある女の子と二人でいて、お互いに恋をしている事を分かっている。初恋のようなピュアな甘い気持ちを感じている。 関係が始まったばかりのような新鮮さと、ずっと一緒だったかのような繋がりの深さもあり、お互いの考えや気持ちも全て分かってしまいそうな関係。 ただ一緒にいるだけで、嬉しくて楽しくて幸せ。 気持ちも高ぶってきて、これからなにか起こりそうなとってもいい場面で、目が覚める。

「ムース」という曲

written by 赤須翔 これは母親の想いを書いてみた曲。具体的な場面もキーワードも出てこない、想いだけの曲。 だから曲だけ聴くと何について歌っているのかイマイチ分からないかもしれない。でもそれはそれで良し。 様々な母親の形がある。 その中で僕も一応、人間の子なので母親がいて、息子の目線から見たり、周りの母親を見てこんな感じかなぁ。と勝手な妄想。 そして最終的になんでか母親の娘への気持ちのイメージになった。 心ってとても大事なものだけど、ちょっとした事で曇ったり

「指先」という曲

written by 赤須翔 このユニットを始めるにあたって、やっぱりまずはオリジナルだと思い、すぐに作曲に取りかかった。 スピード感を大事にするために悩む前にとりあえずそのまんまの事を作ろうと思った。 曲を作るんだから、曲を作るっていう事を曲にした。 僕は作った曲はメモ的にスマホ動画に収める事が多い。それを大江友海に送るつもりだったので、大江友海への手紙みたいに作ろうと思った。 そして歌といえばやはりラブソングだと思いラブソングにした。となるとラブレターだ

レコーディング2

written by 大江友海 当番制なので、わたしも書きます。 録音の概要については赤須くんが大体書いてくれているので、わたしの印象的だったことを。 身内を褒めるなんて、なんだか気持ち悪いから、最初で最後ね。 今回のレコーディングで印象的だったのは、彼の強烈な才能。 まずギターとマンドリン。集中力も発想も、アイデアを形にするときの瞬発力も、どかーんと見せつけられたました。くやしいくらい。いつもはただのお茶目なひげもじゃおじさんなのになあ。 この時ばかりはかっこ