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私のベランダ〜愛すべき親指〜

アクセサリーを作っていたら、親指を負傷した。負傷と言っても、軽く指を切ってしまった程度だが、この地味なやつが痛かったりする。しかも、地味に血が出たりするから、アクセサリーに私の血痕がついても大変だ。

絆創膏を親指にくるっと包み込むように貼り、また作業を再開する。

ただこの地味なやつのせいで、地味に色んなことが不便になる。

親指に絆創膏を貼ったせいで、携帯の指紋認証ができない。
当たり前だが、絆創膏の上からでは認証されなかったので、毎回パスコードを打つ。
地味にめんどくさい。

もういいや!と思い、途中から絆創膏を外す。すると手を洗うたびに傷口がしみる。
お風呂に入ると、シャンプーにも敏感でしみる。水物には絆創膏は不可欠だったのに、地味に失敗。

よし、また絆創膏を貼ろうと決意して二枚目の絆創膏を巻き付け数分後のこと。

コンタクトを取ろうとしたら、親指の絆創膏の巻き方が鋭利すぎて、コンタクトが上手く取れないことに気づく。
右手の親指と人差し指でしかコンタクトを取ったことがないから、他の指では取れない。
でも絆創膏をつけてると、目に痛みが生じそうで取れない。

結局、二枚目の絆創膏をすぐに外してコンタクトを取った。

もう投げやりになり、絆創膏を諦め今に至る。

右手の親指をいつものように使えないとこんなに不便なのか。。

そんなことを知ってしまった日曜日。

それ以外は何も知らない日曜日。

何も知らない日曜日も幸せだと思う。

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