思考の層とSNS。同じ深さで息をしている人と、つながりたい。

僕は、職場の飲み会とか、それほど仲良くもない人と一緒に行く交流会がとても苦手だ。何を話していいかわからない。当たり障りのない「浅い」雑談ができなくて、いつもうまく笑えなくなってしまう。

おそらく思考には、深さというか層のようなものがあって、同じ話題で話しているのに話が噛み合わないのは、存在している層が違うからかも、と思ってる。僕の場合、層が合う人と話すことができることはかなり限られていて、一致するととてもうれしい。
たぶん僕がいるのは、生まれてこの方四六時中考えてきた人たちのいる層、なんだろうな。誰しもここへ来るわけじゃない。深海の底のようなところ。
僕はいつでも、深海でひっそりと息をしているような人と、会いたい。話したい。

社会ってのは日の入る浅瀬なので、そんなところで生きるのはなかなか大変だ。ときどき息ができなくなるよ。みんなはどうしてそんなところで元気に泳いでいるんだ、深海に潜りたい、と思うことがある。
ごくたまに、浅瀬でも本来は深海にいるのだろうな、という人に出会えたりする。年齢も性別も関係なく。そういう人とは深く話したいな、って思う。社会の中で同類に出会うことは極めて少なくて、100人に1人くらい。

TwitterなどのSNSでは、仕組み上どんどん同類に出会えるからうれしいな。好きになる人もTwitterで繋がった人の方がずっと多いや。

僕はいちばん本心を披露してるのがTwitterだから、僕のつぶやきをよく読んでくれている人は僕と差しで何度も飲み会に行ったくらいには僕のことをよく知ってくれてると思うんだよね。日常生活で偶然出会った人が僕と同じ深さで話をしてくれる可能性なんて限りなく低いから、職場の人や近所の人と仲良くなろうとするよりも、Twitterでひたすら自分のことを語って、それに反応してくれた人と仲良くなる方が僕には適している。

経験が増えて感じるようになったのは、合わない人と仲良くなる努力よりも、合う人を探す努力の方がずっといいな、ということ。僕はみんなと仲良くはなれないけど、深く仲良くなれる人は世の中にはちゃんといる。

だから今日も僕はSNSで、インターネットで、思考という深海に潜って、そこでひっそりと息をしているあなたを探しに行くよ。孤独だなんて、言わせないよ。

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