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予算を抑えながら実施できるリスティング広告+Facebookリタゲ広告配信。(1/2)

リード・商談獲得支援のマーケティングツールを提供するSmartApproachです。今回は、マーケティング領域の中でもSmartApproachが注力しているナーチャリング(育成)の領域から、リード獲得でリスティング広告とFacebookのリターゲティング広告を活用する方法について書いてみました。

長くなってしまったので、2回に分けて作成しています。後半は下記を参照してください。

なぜ必要なのか?

サービス、プロダクトのローンチ直後は、まだ顧客解像度が低いことが多いため、地道な営業やコンテンツマーケティング等で少しずつ反応を見ながら顧客の解像度を上げていく段階です。とはいえ、検索してもページが表示されない、コンテンツへの流入経路がほとんどない状態では厳しいので、そういう場合は予算を抑えながら広告でカバーする必要があります。今回は低予算からはじめられて運用がしやすいリスティング広告とFacebook広告のリターゲティング広告の組み合わせを紹介します。

何をするのか?

今回は、Google広告で指名キーワード(サービス、プロダクトの名称+α)のみのリスティング広告を設定し、Facebookリターゲティング広告を設定するところからはじめます。
リスティング広告は、広告表示回数やクリック数の推移をチェックしながら、キーワードの拡張や入札戦略の調整を行います。
Facebook広告は、リーチ数やCV数ないしランディングページビュー数の推移をチェックしながら類似オーディエンスへの拡張や入札戦略の調整を行います。

①リスティング広告について

Google広告の設定については、下記の記事を参照してみてください。

リスティング広告の予算と入札単価については、1日の平均予算と目標コンバージョン単価を設定します。最初は、3,000円/日程度(月間100,000円以内)からはじめてみてください。目標コンバージョン単価は最初は想定CPAよりも少し高めで設定してみてください。想定CPAが10,000円なら15,000円で設定。(設定後にいつでも変更可能です。)

キャンペーン設定については、
●検索ネットワーク
検索パートナー(Bingなど)にも広告配信する場合はチェックを入れます。
●ディスプレイネットワーク
ディスプレイ広告にも配信する場合はチェックを入れます。今回はリスティング広告だけを実施したいので、外します。
●地域、言語、オーディエンスセグメント
配信先を絞り込みできます。サービスやプロダクトの性質上、絞り込んだ方が良い場合は設定してください。
●動的検索広告
Webサイトの内容からGoogle側で自動的に検索広告を作成、表示させます。
●その他の設定
開始日と終了日、広告のスケジュール(配信する曜日、時間帯の指定)、キャンペーンURLのオプション(高度なトラッキングを行いたい場合に使用します)を設定します。

キーワードと広告については、検索広告を表示したいキーワードの設定と広告テキストの設定を行います。キーワードや広告テキストが遷移先のWebサイトの内容と親和性があるように作成してください。表示されている広告の有効性が高くなるよう修正を行います。

広告表示オプションについては、サイトリンク表示オプションなど広告テキストに付随して表示させるURLや電話番号などを設定します。(必ず表示されるわけではありません。)

入札戦略については、1日の平均予算、目標コンバージョン単価、入札単価を調整します。
(1日の平均予算を消化できていない場合)
目標コンバージョン単価、キーワードの入札単価の上限額を上げて、表示回数やクリック数が伸びるかを確認してください。
(1日の平均予算を消化できている場合)
平均クリック単価が高騰しないよう、キーワードの調整や目標コンバージョン単価、入札単価の上限設定を行いながら、1日の平均予算を上げてクリック数を増やしましょう。

配信先については、地域、オーディエンスの属性、デバイスなどによってクリック数やクリック率に差が生じている場合は、広告グループを分けて予算配分や最適化が行いやすいようにしてみましょう。

キーワードについては、指名キーワード以外のキーワードにも拡張する場合は、品質スコアが7以上のキーワードを見つけるようにキーワードの入れ替え、広告テキスト・LPの改善を行いましょう。

一般的な用語をキーワードで設定すると、Google側で関連性のありそうなキーワードでも広告表示を行うため、表示された関連性の薄いキーワードは予算を無駄にしてしまうので、どんどん除外設定してください。(競合他社の会社名、サービス名など)クリック単価が高すぎるキーワードや、クリック率が低いキーワードも広告のパフォーマンス低下につながりますので、順次停止してください。

広告テキストについては、リスティング広告のクリック率が2%を大きく下回っている場合は、テキストに魅力がないもしくは広告している内容と検索している方の求めている情報がずれている可能性が高いため、広告テキストの改善や広告の切り口変更を検討してください。

LPについては、GoogleアナリティクスでCVR(コンバージョン率)、滞在時間、再訪率、イベント数(スクロール、クリック、ファイルダウンロードほか)などをLPごとに確認してください。想定よりもCVRが低い、コンバージョンが少ない場合は改善が必要です。
(LPがしっかりと見られていない場合)
LPの動線(流入後すぐの離脱を招く要素がないか。サイト速度など。)、LPの内容(流入してきたユーザーのニーズに合致しているか。)を改善してください。
(LPがしっかりと見られている場合)
検討の過程でネックになっているポイントを解消する。(実績、具体事例など信用力が低い、検討に必要な情報が不足しているなど。)コンバージョンのハードルが高いので、マイクロコンバージョンを用意する。(購入→お問い合わせ、お問い合わせ→資料DLにコンバージョンの敷居を下げる。)

Facebook広告については、別記事にて記載します。

まとめ

CRMツールやMAツールを使うと、リスティング広告からフォーム入力してコンバージョンした場合に自動的にCRMツール内にリード情報が作成され、コンバージョン経路も記録されます。リスティング広告やFacebook広告を実施する場合はぜひ試してみてください。
SmartApproachは、データ分析によってリード、商談獲得を支援するツールです。具体的な設定や運用方法でお困りの場合は、ぜひご相談ください。


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片山 幹健 |Social Bank
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