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アーケードの可能性

アーケード商店街に事務所を構えようと準備している。
アーケードを歩いていると改めてそこには大きな可能性があるような気がしてくる。

車が通らず、雨が当たらない

淡路島のように(地方にいくほどこの傾向は高くなると思う)移動のための交通手段として車が多用されるような地域では、車が通らない場所は実は貴重である。歩行者のための空間よりも車のための空間の方が多い印象だ。みんな自然と車を避けながら、車に避けられながら歩いていることが多い。割合は都会と変わらないのかもしれないけれど、街中では特に車が走っている量が多く感じる。
アーケードは(当然だが)歩行者や自転車のための空間である、しかも雨が当たらない。これはとても貴重でポテンシャルの高いことだと思う。

ゆったり歩く

ゆったり歩くことができる場所は、優しさがある。ゆっくり歩きたい人はけっこういるのではないか、高齢の方、怪我をしている方、考え事をしたい方、どんな人にとっても道幅にゆとりがあり、車が通らず、雨も当たらないアーケードはとても魅力的に見えてくる。ゆとりがあると色々な行為が生まれる。店の中を覗く余裕もでるし、舗装の柄でけんけんぱのようにジャンプして歩くことは誰でもやったことがあるのではなかろうか。

店の玄関が並ぶ

これも当たり前のことなのだけれど、商店街は各店舗が店先をアーケードに向けている、とても目的がわかりやすいグランドレベルである。歩く人はちらっと店の中をみたりする。そこに並んでいるのは多くが店舗なので、お客さんを迎え入れるつもりで店先を整えている。活気あるまちになるためにシンプルに魅力ある空間である。

歴史

私が小さいころから洲本にはアーケードがある。長い歴史を持ち、ずっと維持されてきた。この貴重な場所を維持してきた先人に感謝し、この資源をうまく活かしたいと思う、このアーケードは地域の風土である。

何をするか

このポテンシャルを感じる場所で事務所をやろうとしている。どういう事務所にしていくか、どういう場所にしているかは思案中なのだが、ただ事務所をやるだけでは面白くないので、絶賛検討中である。ひとまずしっかりと仕事ができる場所を作るところからなんだけど。。

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