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「手書き」で思考の解像度を上げる

「ホワイトボードシートを使うと、思考の発散が非常にうまくいく」という記事を、つい先ほど投稿しました。
>>思考の発散に「ホワイドボードシート」がめっちゃいい!!

ホワイトボードに文字を書いていて気づいたことがあります。
それは「手書きってめちゃくちゃ重要なのでは?」ということです。

私は普段、パソコンを使って仕事をしています。
このnoteは趣味ですが、やはりパソコンで書いています。

妻や知人との連絡に使うのはスマホです。
出先で何か思いついたことをメモする際には、スマホで音声入力します。
クレジットカードにはICチップが埋め込まれているので、買い物をしたあとに署名する必要はありません。

・・・って、ここまで読んでいただいたらお気づきかと思うのですが、私の普段の生活において「文字を手で書く」という機会が極端に減っているのです。
これは危険な状況だと思います。

なぜ危険だと思ったのか。
ホワイトボードに手書きをしていてふと、気づいたんです。
カンタンな漢字すら、ちょっと書けなくなってることに。

なんというか、記憶の中にあるはずのその漢字が、輪郭がぼやけたようになってしまっていて、はっきりと思い出せないのです。
以前なら難なく取り出せていたはずのその漢字が、今や脳ミソの奥の奥の方に追いやられ、モヤがかかったようになっている。
スマホで調べてみれば「あー、そうそう」とすぐに思い出せるくらいのカンタンな漢字です。
難なく読める漢字なのに、しかも、普段からよく使っている漢字なのに、いざ手で書こうとすると、書けないのです。

この原因は、明らかな「手書き不足」だと思われます。
普段から手で文字を書いていないから、私の脳は、文字をぼんやりとしたイメージでしか記憶しなくなっている。
もはや文字を文字として認識しておらず、粗いドット絵で認識しているような感じ、と言ってもいいかもしれません。

「思考は、言葉によって構築される」とは、けっこう色んなところで目にする表現です。
まったくその通りだと思います。

とすると、今の私は、輪郭のぼやけた言葉を使って思考を形成していることになります。
これでピースがカチッとはまるような緻密な思考が可能なはずがありません。
いわゆる「解像度が低い」状態そのものです。

こんな状態で毎日仕事をしていたのか・・・と、ちょっと恐ろしさすら感じました。
仕事だけでなく、日常生活もきっと大雑把に過ごしていたに違いありません。

という危機感から、手書きはガンガン続けていこうと決めました。
そして、何かしら良い変化が現れたり、続けやすい方法などが見つかったりしたら、引き続きnoteでシェアしたいと思います。

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