見出し画像

思考の発散に「ホワイドボードシート」がめっちゃいい!!

普段パソコンに向かって仕事をする中で、なんとなく思考が凝り固まってしまって面白みのない発想しか出てこない・・・という感覚はないでしょうか。
私は今まさにそんな状態で、日々解決策を模索しています。
その解決方法の1つとして「ホワイトボードシート」を導入してみたところ、非常に良さげな感じなのでご共有します。

こんな感じで、壁に貼り付けて使います

ホワイトボードシートとは「壁に貼り付けるタイプのホワイトボード」

ホワイトボードシートとは、名前の通り、シート状になっているホワイトボードのことです。
私が使っているのは、セーラー万年筆というメーカーの「どこでもシート」という商品。
静電気の力を使い、平らな面であればだいたいどこにでもぴたっと貼り付けて使うことができます。
凹凸のあるタイプの窓ガラスには、うまくひっついてくれませんでした。

こういう窓ガラスには、うまく貼り付きません

導入のきっかけは「隙あらばスマホ」を抑制するためだった

私がホワイトボードシートに興味をもったきっかけは、「気づけばスマホを使ってしまうクセを何とかしたい」と思ったことです。
いつの間にか、読書や考え事をしているときでも、すぐにスマホを触るクセが付いてしまっていました(とくに目的もないのに!!)。
これでは思考が散漫になりますし、常にスマホを触っている姿はなかなかにカッコ悪いものです。

対策を考えた結果、「スマホで何かしたいと思ったときに、いったんそれらを文字に書き出して、後でまとめて処理してしまえばよいのでは?」と思い至りました。

たとえば、「静かなるドンって全部で何巻あったっけ?」とか「X(Twitter)で何かおもろい投稿ないかな」とか「YouTubeでコーヒー豆の焙煎方法を調べたいな」とか「メルカリで買ったあの本ってもう発送されたのかな?」とか、色々とスマホを使いたい気持ちが浮かんできます。
それらを、すぐにスマホで解決してしまうのではなく、いったんホワイトボードに書き出します。
それで、「今からスマホを使うぞ!」と決めたタイミングで、一気に片付けてしまうのです。

この作戦は成功し、ダラダラ無自覚にスマホを使う時間を削減できました。
しかし、ホワイトボードシートの効能は、それだけにとどまらなかったのです。

ホワイトボードシートで思考の発散が捗る理由

最初の目的としては無自覚のうちにスマホを使っている時間を短くすることだったのですが、ホワイトボードシートを使っているうちに、別の効果を実感するようになってきました。
それが「思考の発散にめっちゃ効く!」ということです。

頭の中に浮かんだ言葉をホワイトボードにダダダーっと書いていくと、どんどん言葉が浮かんできます。
あくまでイメージなのですが、脳ミソの隅々にまで血液が巡り、どんどん深く広く考えを巡らせていけるような気分になるんです。

なぜホワイトボードシートは思考の発散に有効なのでしょうか。
私が思うに、以下の3つの要因があります。

  1. 自由度が高い

  2. 天才気分を味わえる

  3. 軽い全身運動になる

1つずつ見ていきましょう。

1.自由度が高い

ホワイトボードシートは、PCのディスプレイやノートの紙面よりも圧倒的に大きいです。
(私が使っている「どこでもシート」は、1枚あたり60cm×80cmあります)
その広いスペースを存分に使い、あっちに書いてこっちに書いて、離れた場所に書いた言葉同士を線でつないで・・・といったように、極めて自由に思考を書き出せるのです。
40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』という本に「思考の豊かさは、描くキャンバスの大きさに依存する」的なことが書いてあったのを思い出しました。

また、ホワイトボードの特性上「消す前提で書く」というのもポイントなのだと思います。
同じ手書きであっても、例えばノートに書き出す場合、無意識のうちに「後に残るものだから、キレイに書かなきゃ」という気持ちになり、思考が自由に広がらない感じがあります。
その点ホワイトボードシートなら「まぁすぐに消すしな」と思いながら書くので、かなり自由度が上がるのです。

2.天才気分を味わえる

私が高校生の頃、東野圭吾の小説「ガリレオ」がドラマ化されて、テレビ放送されていました。
福山雅治演じる湯川教授が、軽快なBGMをバックに猛スピードで数式を書き出す姿は、非常にカッコよかった。

ホワイトボードシートに文字を書いていると、なんだか自分が天才物理学者にでもなっちゃったかのような錯覚に陥ることができます。
ガリレオのテーマ曲を脳内再生すると、より一層の没入感があって実に面白いです。

3.軽い全身運動になる

「壁面に文字を書く」という作業は、意外に筋肉を使います。
垂直に文字を書こうとすると、どうしても重力に逆らって腕を動かす必要があるからです。
また、文字のサイズもノートに書くより少し大きくなるため、腕の動きく範囲自体も大きくなります。

シートを貼る位置によっては、上部に文字を書くためにつま先立ちしたり、下部に文字を書くために屈んだりする必要もあります。
まぁ「運動」というほどではないのですが、脳ミソの運動を司る部位に刺激が加わり、思考がよりスムーズに動きやすくなる気がします。

ホワイトボードシートを上手に活用するコツ

最後に、コツというほどのものではないのですが、ホワイトボードシートを活用する際に役立つ気づきをシェアします。

シートはミシン目で切り離す

これは商品によると思うのですが、私の買ったホワイトボードシートには、横幅80cm間隔でミシン目が付いています。
このミシン目に沿って切り離すと、非常にキレイにシートを切り離せます。
私は最初、パッケージに書かれている説明をよく読まなかったためにこのミシン目の存在に気づいておらず、ハサミで裁断していました。
まっすぐ切れずにガッタガタになりました。

ペンはインクの濃いものを使う

インクが濃いペンのを使うと、スルスル書けて気持ちいいです。
気持ちよく書けるとどんどん勢いがついてきますし、書くモチベーションも上がります。
「心地よさ」という要素は、習慣化のために非常に大切です。

何種類か試してみた結果、コクヨの「ヨクミエール」がベストだと思いました。
その名のとおり、インクが濃いのではっきりくっきりよく見えます。
サラサラ気持ちのいい書き味なのと、インク残量がパッと見でわかりやすいのが推しポイントです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?