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「あなたのリズム」から考えた物語

今回は小松未歩さんのアルバム、2nd~未来~に収録されている
「あなたのリズム」から考えた物語を書きました。
よかったら読んでみて下さい。

私の中の「あなたのリズム」は、お金持ちのワガママなお嬢様アユミさん(仮)が主人公。
アユミさんは親や数少ない友人に自分の不自由さや不満をぶちまける日々。
もしも自分が世界中の秘密を握ってたら・・・精神的に幼い彼女には、誰も本当のところを教えてくれなくて、例えば父の会社のこととか。
でも家族に仕事の内容教えてはいけないのは当たり前なことだけど、それが気に食わない。退屈な毎日から抜け出したい。
自分に理解のない親と心の通わぬ会話をしたり、その親に欲しいものを強請ったり。
虚しくてせめて神様が自分に罰を下してくれたらいいのに。という甘い考えを持つ。
そんな自分に呆れつつも曇り空を見上げて、親離れしないとなぁ。
このお屋敷じゃ自分の本当の姿でいられない。

けれど困り果てた頃に、運良く素敵な人とめぐり会えたアユミさん。

あなたのリズムで私は踊れる 歌えるから
生き抜く強さに出来る 誰より何より優しいテンポで
ほら こんなに愛が降り注いでる

彼が父親の会社の人というのは、ちょっと抵抗あったけど、アユミさんは素敵な彼と知り合って恋をして、毎日が輝き始めたようです。

でもまだ殻を割り切れないアユミさん。
彼と知り合って間もないうちは、せっかく恋をした相手なのに輝いて見えすぎて、自分の空回りや間の悪さが悪目立ちして自己嫌悪。

ちょっと頑張ると周りから嫉妬み謗られる立場にいるアユミさん。
将来は親の会社にコネ入社させてもらえる可能性が高いから、その立場を羨んだ父の会社の従業員たちがいたのです。
アユミさんにとって親の会社は自分の夢を叶えられそうな場所なので、そんなやっかみを気にしている場合ではないのに。
父親は中小だけど口コミで売れている化粧品を開発している会社を経営していました。
アユミさんは美容師資格を取れる学校に通っていて、髪を切るというよりかはメイクアップアーティストになりたかったのです。

アユミさんは親の会社の事業内容自体は好きだったので、自分は恵まれてるのかも、彼と出会って励まされて、そう思い始めました。
親からは自分の今までのお嬢様気質から、お前にうちの会社で働ける器量など無い。
入社するならバイトから始めろ。
などと、しっかりと娘のためを思って言われてるのに、父親の会社の人間には嫉妬まれて、孤独のほうが100倍まし、と考えることも。
やるべきことが見つからない自由な時間も苦しかったけど、今やるべきことがあって上手くいってても、余計なことを考え始めるとキリがない。

そんな あなたのリズムは 私のリズムと歩み始めた
安らげる唯一の場所ね 自然に素直にいられるからいい
もう こんなに夢が膨らんでる

二人でなら主人公も夢が膨らむみたいです。
あなたの早足で歩くペース、仕事の姿勢もそんな感じだから、自然と私も引っ張られて頑張れてしまう。

ねぇ あなたのリズムで 私は踊れる 歌えるから
生き抜く強さに出来る 誰より何より優しいテンポで
大切なことは こんなに何気ない日常にある
出逢えたから変われたの 朝陽も夕陽も美しいと思える

ほら 愛がこんなに降り注いでる

アユミさんは幼いなりに、ちょっとずつ成長して仕事も恋も頑張るといった感じでしょうか。
今は彼が社会人で自分は学生だから、ものすごく彼がかっこよく見えて上手くいってるだけかもですが・・・。
でも今はもう少し彼からの愛情やアドバイスを求めてしまうアユミさんなのでした。

~終~

他の方の読んだあとだったので、影響受けてますが、こんな話になりました。
アユミさんの彼がどんな人かあんまし分からないままだったけど、彼によって変わっていく彼女の方の姿はちょっとだけ想像出来るなと思って、書いていました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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