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推しメンのコンカフェキャストが卒業しちゃった日記

 この記事は、はてなブログの方に書くべきものだよな、と思ったんですけど、結局はnoteに書くことにしました。というのは、はてなブログに書いても一銭にもならないけど、noteにアップすれば石油王みたいな人が読んで一万円を投げてくれるかもしれないからです。そりゃあnoteに書きますよね。はてなブログさんには申し訳ないけど。石油王みたいな人、もし読んでいたらよろしくお願いします。僕は一万円が喉から手が出るくらいほしいです。

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 そんなわけで、4月24日の土曜日はルチアちゃんの卒業イベントに行ってきました。「ルチアちゃんって一体誰?」と思いましたよね。今から説明します。アフィリア・ブルジュールという大宮駅の近くにあるコンカフェのキャストさんで、僕の推しメンです。顔がちょう可愛くて、性格は『鬼滅の刃』の炭治郎のように優しくて真面目で礼儀正しく謙虚です。こんなに素晴らしいコンカフェキャストは滅多にいません。僕はコンカフェ歴10年以上なので、そう断言できます。

 そんなルチアちゃんですが、学業との関係で卒業することになってしまいました。それを知ったとき、僕はちょっとだけ泣きました。41歳の大の大人なのにしくしくと泣いてしまいました。でもルチアちゃんの前では一度も泣きませんでした。寅さんみたいに、顔で笑って腹で泣きました。今どきの子らは『男はつらいよ』なんて観たことないだろうけど、もてないおじさんの悲哀が丁寧に描かれた素晴らしい作品なので、ぜひ観てみてほしいです。全作品おすすめです。僕は全作品のDVDを買って観て、2周目に突入しています。

 そんなわけで、僕はルチアちゃんが卒業する4月24日、今日はルチアちゃんに会えるんだというときめきと、今日で会えるのは最後なんだという切なさを胸に抱きながら、まずはメイドカフェハニーハニー大宮店に向かって歩き出しました。日課のウォーキングを兼ねて30分くらい歩きました。頭部にかなりの量の汗をかいたため、大宮駅東口前の簡易ベンチに腰掛けてハンカチで後頭部と額の汗を10分くらい拭いつづけました。

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 それからハニハニの店内に入って、生ビールを注文しました。4月28日からさいたま市の飲食店での酒類提供が自粛となるからか、生ビールが安売りされており、貧乏人の僕はここぞとばかりに生ビールを飲みまくりました。そしてお昼ごはんとして、ちょう美味しいと噂の「明太バターうどん」を食べました。「そんな組み合わせ、旨いに決まってんだろ!」と思っていたけど、実際にちょう美味しかったです。永遠に食べられそうでしたが、あっという間に食べ終わってしまいました。

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 ハニハニの店内はわりにすいていたので、メイドさんとは結構たくさんお話することができました。あるメイドさんとコンビニバイトの話になり、「僕はコンビニバイトの面接に行って落とされたことならあるよ」と言ったら、「コンビニバイトで落ちることってあるんですか!? なんでですか!?」と驚かれ、僕は「陰気だからじゃないですかね」と答えました。メイドさんは僕が陰気であることを、特に否定することはなかった。そんなこんなで、アフィリア・ブルジュールの開店時間である16時が近づいてきたため、お会計をしてお店を出ました。

 ツイッターで「当日はオープンラストします」と宣言していた僕は、開店5分前くらいから店のエレベーターの前で待機しました。16時を過ぎると魔女っ子が看板を表に出しに来て「もう入れますよ」と言うので、エレベーターに乗って地下1階に降り、店内に入りました。検温とアルコール消毒を経て、席に座りました。

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 いつもはコスパの高いホッピーばかり頼んでいる僕てすが、この日はさすがにイベントメニューのドリンクを頼みました。イベントメニューをすべて注文すると特別なルチアちゃんグッズ(缶バッジ2種類)がもらえるので、すべて頼んで忙しく飲み食いしました。どれも美味しかったです。「いつもはホッピーセットとナカで粘っているけれど、最後だし、無理してドンペリでも入れようかな」とも考えたけど、5万2千円もするので思いとどまりました。ホッピーおじさんとしての自分を貫こうと思いました。僕が僕らしくあるために。19時前のラストオーダーでホッピーセットを注文すると、ルチアちゃんは僕の目をまっすぐ見て力強く頷きました。

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 店内はほぼ満席で、ルチアちゃんは非常に忙しそうにしており、あまりお話はできなかったけれど、ルチアちゃんの可愛らしい姿を見つめているだけで幸せを感じました。18時ごろに、「たぶん行けない」と言っていた同じルチアちゃん推しの友人がサプライズ来店したので、マジでびっくりしましたし、とても嬉しかったです。

 遠くの席には、一人の可愛らしい若い女性のお客さんが座っていました。噂によると、その女の子はルチアちゃんの双子のお姉さんのようでした。ドリンクを飲むときにマスクを外すから、ちらりと見えたのですが、確かに顔がルチアちゃんによく似ています。酔ったいきおいで話し掛けに行っている常連さんもいたけれど、僕はシャイボーイなので行けませんでした。ある酩酊した常連さんに、「ルチアちゃんの連絡先を訊きなよ! 最後なんだから!」と強く勧められましたが、僕はルチアちゃんにガチ恋しているわけではないので訊きませんでした。ただ笑顔で「元気でね!」と言って別れました。エレベーターの閉じていく扉の向こうで、笑みを浮かべながら手を振るルチアちゃんの姿は、一生忘れることはないでしょう。シャンパンを入れてあげられなくてごめんね。ルチアちゃんと一緒にお酒を飲む時間は、毎回心の底から楽しかったです。ありがとうございました。またいつかどこかで会うことがあったら、手を振り合うなどしましょう。学業がんばって! そして幸せになってね。

 地下1階から地上に上がった僕と友人は、まだ午後8時だったので、2人で大宮ソニックシティ前公園に行って静かに外飲みをしました。ルチアちゃんがいかに素晴らしい女の子かを語り合い、早すぎる卒業を悲しみました。

 その友人とは午前0時前に別れたけれど、なんやかんやあって午前3時、僕は深い酔いと不整脈を抱えながら、一人で自宅に向かって長い距離を歩いていました。体調がすこぶる悪かったため、途中で倒れて死んでしまうかと思ったけど、意外と人間というものは頑丈に出来ており、生きて自宅にたどり着きました。

 泥酔していたこともあって、ツイッターでルチアちゃんの最後のメッセージと写真を見ていたら涙が込み上げてきて流れました。僕はベッドに力なく寝そべり、ツイッターをいじり続けます。すると、ルチアちゃんの双子のお姉さんから「いいね!」が来ているのに気づきました。彼女のページを見てみると、胸がどきどきするほどルチアちゃんにそっくりだったので好きになりそうになりました。お姉さんもコンカフェキャストをやっているようです。もしかしたら僕は、ルチアちゃんの面影を求めて、新宿歌舞伎町にあるその少しお高いコンセプトカフェに通ってしまうかもしれません。

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