夜道を歩いていると、何か影が見えた。 私はとっさに 「ネコだ！」 と思った。ネコ好きの私はたまらなくうれしくなり、 小走りで、ネコらしきものに駆け寄り、覗き込んだ。 しかし、そこで目が合ったのは、 レジ袋だった。 膝から崩れ落ちた。 ネコではなかったこと、また、 成人女性がレジ袋に向かって、吸い込まれるように駆け寄っていったことを思うと、恥ずかしさのあまり、言葉も出ない。 昨今、プラごみを減らすため、レジ袋の削減に取り組まれている。 ここでようやく私は合点がいった。 レ
ちょっと遅れたけど。 私が生まれる随分前の話。 私の姉は、阪神淡路大震災の約1ヶ月後に兵庫県西宮市で生まれた。 地獄みたい。 多くの人がそんな言葉を残すほどの情景のなかで 母は必死に大きなお腹を守り続けた。 姉もまた、1ヶ月間、母のお腹の中で生き続けた。 当時、震災直後の誰もが呆然としている時に生まれてきてくれた姉は希望であったと思う。 失われていく命が多くある中で、それと入れ替わるように、生まれてきた。 これは決して、感動話ではない、と私は思う。 あの地震で失ったものがた
好きな人の前で食べたくないアイスランキング第1位のジャイアントコーン。 大好きな小山田壮平さんのライブ後、帰路で1人でむさぼりました。あんなに口も手もチョコまみれになるアイスは好きな人の前では我慢してました。ですが、もうそんな人いません。(笑うところ) 小山田壮平さん。 高校1年生のころ、andymoriの「革命」を聞いて、大好きになりました。 知った頃には、好きなバンドは解散している。というのが私の人生においてのデフォルメなので気にしてはいませんでしたが、andymor
タイトルの通りです。 大学で社会福祉を学んでおりまして、授業の一環で他己紹介を行なったのです。 もちろん他己紹介を行なうためには、自己紹介をしないと始まらないのですが、まったく紹介できる事柄がありませんでした。 とりあえず、猫が好きなので、 「生まれ変わったら猫になりたいです」とお話ししたところ 「fuchikoさんは将来、猫になりたいそうです」と紹介されてしまいました。 （できることなら、そうしたい、、、） いざ、ペアの方の紹介をしてください、となった時、 私は、気が付
