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エロい国でも良いけれど〜外国人に日本が変態な国として知られていることに、やるせなくなった話



私は、これまでたくさんの外国人と話している。彼らは日本の「ポニーテールが禁止の校則」や、ロリコン文化、AV文化を知っている。そして、女性である私はそれを告げられるたびに、何とも言えない気分になる。 

そのたびに、必ず思い出すことがある。

私が学生の頃、教師が盗撮で捕まるという事件が起こった。当時、私は女子校に通っていた。幸いと言って良いのかわからないが、それは他校の生徒への盗撮だった。その出来事は、私を男性不信にさせた。そのせいかわからないが、私はスカートを履くことや、いわゆる「女らしい」格好をすることが嫌だし、性的に見られることにも苦手感がある。

小学生の頃に知り合いの同級生は、変態に付きまとわれたこともある。彼女は、物を投げつけて、反撃して事なきを得たそうだが。
高校の通学路で、「このエリアには、最近露出狂が出ます」という、アナウンスを何回も聞いた。
私は、その人物に出会ったことはないけれど。
一応断っておくが、私の学校は、治安の悪い場所にあったわけではない。

私の周りには、こう言うエピソードがあるために、もはやこれが普通なのか、異常なのかもわからない。他にもエピソードはあるが、話すのは控える。

一番最初の事件を除けば、海外のように日本が通学に親を同伴すれば解決する話、とも思う。
「日本は安全な国〜」と言われる。たしかに殺されたりするリスクは低い。
昨今は世界的に殺伐としているし、これからはわからないし、上記のようなことが少なくとも、私の身の回りだけでも観測されている。

AVは日本の文化である。ただ、これを観た外国人の一部からは、「日本人女性を、そういうもの」として、変態的なメッセージが送られてくる。
謎の日本語と共に、高圧的なメッセージだった。

私はもちろんその手のメッセージはスルーして、通報した。問題はそこではない。

これからもこういうことは起こりうるし、それは私以外の日本人女性にも降りかかりうる、ということだ。もっと大きな目で見れば、アジア人女性にそういうイメージを持たれているのではないか?という、懸念がある。だからもし、今この文を見ている女性がいたら、とにかく逃げて、嫌なことは「嫌」「それは、違う!」と、言ってほしい。


海外のドラマを見ていたら、主人公の男性が日本のAVを観ているシーンがあった。「日本のAVだよ」というセリフがあった。その瞬間、私はそのドラマに集中できなくなった。


私は、日本がエロい国でもいいと思う。江戸時代には、我が国は性に寛容だったし、江戸時代は何となく自由なイメージがある。ただ、変態な国は良くない。例えば、不倫などは当事者が傷つくだろうけど、当事者の話なので、私は「不倫」などの生き方が悪いと言いたいのではない。

問題なのは、子供のように若い女性や、何にも知らなそうで従順そうな人、そして処女に興奮することを許容する文化だ。それは生物としてあって良いのか、と思う。

以前TVなどでは、芸人が風俗に行って複数の人とセックスをした話をしていた。その会話は放送しても良くて、彼女とセックスをしている内容などには、ピー音が入っていた。今でも、性器の名称は言うのがダメなのに、マニアックな性癖をカミングアウトするのはありという、不可思議な状態だ。人体の名称であるのに、なぜダメなのだろう?と、疑問に感じる。

変なところに規制が入って、正しいところは「下品」という扱いになる。

海外のある国では、TVでセックスのプレイシーンなどを取り上げるものが、あると聞いた。
日本の、性的な会話をする番組と比べ、健全で正常なものに思う。

最近の日本は、子供にどうやって性の話をしようか…というところに、ようやくきた。家族でいる時に、ドラマのキスシーンを観るのが恥ずかしいという話を聞くが、なぜキスが恥ずかしいのだろう?それよりも、恥ずかしいことはTVなどで普通に取り上げられているというのに。それに、キスが恥ずかしいというのは、どう言うことなのだろう?セックスは恥ずかしいと言いながら、変態的なエロ作品は涼しい顔で観て良いのか?

ブラック校則で、下着の色の指定があると聞いたが、変態的な目で見る側は罰せられず、被害者の方が興奮する者たちを、刺激させないように顔色を見なくてはいけないのは、おかしい。それに彼らは何にだって、興奮する可能性があってキリがない。

今までの日本は、性の話がタブーだった。その割に、変態的な性の話ばかりメディアで、語られていた。これからの世の中は、正しい性をどんな年齢や、性別の人でも語れる時代になることを、願う。

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