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私と道東

初めまして!ふうこです。
出身は日高町。アニメ"ウマ娘"でも出てくる日高門別が地元です。今日はそんな私と道東の話。

先日、大学時代の後輩のゆいちゃんからこんなバトン受け取りました。

このバトンというのはこんな素敵な企画。

ドット道東さんのクラウドファンディングの特集企画の一つです。

クラウドファンディングは残り一ヶ月を切ったとのこと。私も支援させていただいております。今、道東がアツい!

私にバトンを渡してくれたゆいちゃんの記事、とっても素敵なのでぜひみなさん読んでみてください!

さて、少し長くなりますが、私と釧路、そして道東の話をします。

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私と道東の縁は7年前に遡る。

釧路との出会い
高校生の頃、経済学部に進学したくて色々な大学のオープンキャンパスに参加していた私は釧路公立大学のオーキャンに参加するため初めて釧路の地に降り立った。
一人で旅に出ること自体が初めてで、スーパーおおぞらの段階からすでに大興奮だったと当時の日記に残っている。
空の写真を撮るのが趣味だったので、どうやら釧路は夕日が有名らしい!とウキウキしながら幣舞橋へと歩いた。

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今でも忘れられない。そこで見た夕日。なんと色が濃くて、美しい。
息を呑んでしばし見入った。気づいた時には太陽がとっくに沈んでいたけれど、一目惚れした私はその場で「私ここに住む!釧路に住みたい!」と決めた。そのまま受験し、4年間住んだ。
私はその時からずっと釧路の夕日に恋をしている。

そして釧路へ移住、戸惑い
大学に入ってからの私は周囲とのギャップに驚く。後ろ向きな感情を抱いている人があまりにも多かったのだ。
釧路公立大学は大学入試制度の中で中期日程がある数少ない大学のうちの一つで、滑り止めとしてありがたがられる立ち位置にある。
募集は毎年300人程度(経済学科200人、経営学科100人)。
推薦では約100人(ざっくり全国から約70人、関係市町村から約30人)、前期日程で約65人、中期日程で残り125人といった具合だったため、生徒の多くは他に本命があり滑り止めとしてここに進学した状態だった。
私の年も例外ではなく多くの同級生は「こんなところ来るつもりじゃなかった/来たくなかった」「釧路は何もない」と口を揃えて言った。「空が綺麗だよ」と言っても「空なんて日本中どこにでもあるじゃん、どこも一緒じゃん」と言われる。
私は釧路が良くて来たのに、望まないで釧路に来た人がこんなに多いのかと入学直後はショックを受けた。悲しいけれど、現実だった。

こんなエピソードもある。アパート選びに家族で釧路に来た時のことだ。
晩ごはんを食べに繁華街へ出ようとタクシーに乗った。「せっかくなので釧路の美味しいものを食べて帰りたいんです。いい店を教えてくれませんか?」と父が言うと、タクシーの運転手さんが「あんたたち何しに釧路に来たの?なんもないよ、こんなところ」と吐き捨てた。観光客を歓迎しないタクシー運転手ってなに?ってその時は怖くて、すごくびっくりした。私にとって特別に思える夕日も毎日当たり前にある市民からしたらなんの価値もないのかな。こんなに美しいな街なのに。住人の釧路に対する認知が歪んでいるのを肌で感じた。もちろん、当時と今はちがうけれど。(※七年前のエピソードです。今は違います)

でも私は好きなので
釧路の夕日が好き、釧路の自然が好き、もっと釧路を知りたいと地域活性化の活動やイベントに積極的に参加するようになった。友だちにもこんな素敵なところなんだよと案内できるようになりたかった。
そこで釧路を好きな人たちにたくさん出会った。
知れば知るほど、「なんだ、釧路ってこんなになんでもあるじゃん!」と思った。
在学4年間で釧路自体の風向きも変わったように思える。釧路を後ろ向きに捉えていた人からも前向きな声が聞こえてくるようになった。
スタバ、カルディ、久世福、コメダ…5年前にはなかった店がどんどん外部から釧路に進出してきているところを見ても、やっぱり釧路っていい風が吹いているように思える。

もう少し釧路の話
夕日のほかに、特に私が好きなのは釧路町達古武湖キャンプ場から入れる夢ヶ丘達古武歩道だ。細岡展望台の方面を達古武湖を挟んだ向かい側から見ることができる。"遊歩道はこちら"とポップでライトな案内のわりに勾配が厳しく、軽い気持ちで歩き始めると後悔する、なんてところもいい。湿原の中を列車が走っていく様をそこから眺めるのが本当に最高です。

釧路市湿原展望台にも思い出がある。なんか「つまんないね、湿原行く?」と昭和イオンを出発してサイクリングロードを通ってママチャリでノリで行った回。私の釧路史からは外せない。
卒業が危うかった先輩が「坂を登り切れたら卒業できる!」と願掛けを始めて爆笑しながら釧路市湿原展望台への坂道をひたすら漕いだ。夕方だったので漕ぎつつ後ろを振り返ると本当に空の濃淡が美しくて、結局坂は登り切れなかった。
着いた時間がちょうど閉館で結局何も見れずに帰るしかなくて、しかもスコールのような土砂降りが続いていた夏、帰りは大雨に濡れて全身びしょ濡れになった。散々なところも含めて、当時全力で大学生やってたんだなぁと今では考えられない思いになる。

まだまだ夕日の話
4年間住んで何度も夕日を見に行ったけど、私にとって色褪せることなく、いつでも素敵に映った。

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幣舞橋から見る夕日だけではない。
弁天ヶ浜で迎える昼と夜の隙間。

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米町展望台から見る夕日と橙に染まる街。
まなぼっと展望台から晴れている時だけ遠くに見える襟裳岬。
幣舞橋から夕日を撮る人々を幣舞公園から眺めるのだって好きだった。
大学の屋上にこっそり忍び込んだり、一服している教授とお喋りしたり。

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鶴見橋や河川敷から工場夕景を見たり。

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釧路を思い出すとまず浮かぶのは夕暮れ時だ。住んでいたのはたった四年だが、勝手に私の第二の故郷ということにしている。

卒業後の今、釧路を離れています
大学三年生の時病気になって入院したことがあり、卒業後の進路はすごく悩んだ。釧路近郊に残りたい気持ちがあったが、弱気になっていた私は一人でやっていける自信がなく、なんとなく実家の近くに戻りたい気持ちで今の会社に就職した。就職後苫小牧に住み、転勤して今は札幌に住んでいる。
卒業後釧路に戻れたのは一度だけだが、落ち込んだりすると脳内で仮想釧路に飛んでしまう。今は閉店してしまった喫茶ラルゴさんでチャイを飲んで、クリームブリュレの表面を割っていたり。大学近くのシエスタさんでふわふわのピーナッツミルクを啜っていたり。ベルナールさんでコーンポタージュを飲みながらfmくしろを聴いてたりする。

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(シエスタさんのガトーショコラとピーナッツミルク)

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(閉店してしまった喫茶ラルゴさんのチャイ)

今は離れてしまったが、やっぱり釧路と繋がりを持っていたい!
そんな思いで今年の一月クスろにサポートメンバーとしてジョインした。
これからどんどん積極的に関わりたいな、釧路。

(jizi のハンバーグと松三のラーメンが大好きで定期的に発作が起きるほどいつでも食べたい。そろそろいい加減食べたい。そろそろ行きたいと思ってます。)

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(松三の醤油豚骨スペシャル)(※店主がイケメン)

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(毎日食べたいjiziのチーズバーグ)

私と道東
釧路の話ばかりしてしまったが、釧路以外の道東の話を。
大学に住んでいるうちにたくさんの市町村を訪れ、ドライブをした道東丸ごと好きになった。自然も食も丸ごと好き。

厚岸から浜中へ向かう海岸沿いを通り、琵琶瀬展望台で一休みするのが好き。

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北太平洋シーサイドラインを進み、野付半島まで行くのが私のお気に入りだ。

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美幌峠で朝日を見てから網走方面へ抜けるのもいい。朝のオホーツクブルーが好き。

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裏摩周展望台からみる摩周湖に安心感を覚えたりする。
オジロワシが美しくて、強くかっこいい。
ばんえい競馬を始めて生で見た時迫力、力強さにとても感動した。

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鹿追の道の駅で買ったコクワとか、本別の黒豆サイダーとか、豊頃の朝日堂のアメリカンドーナツとか。私が食べたものはほんの一部だけどどれも美味しかった。
秋刀魚を刺身で食すのも道東に来て初めて経験した。
あとソフトクリーム!濃くってほんとにハズレがない。

道東と一括りにしても本当に広くて4年間じゃ足りないほどまだまだ知らないところがたくさんある。噛めば噛むほど絶対美味しいとわかっている。スルメどころの話ではない。
これからもまだまだ知っていきたい。
まずはドット道東を携えて少しずつ巡っていこうと思う。

私の理想
そんな私の道東での未来を考える。少し突拍子のない話をさせてください。

私はまず、道東の自然が好き。
さらに好きな喫茶店がたくさんある。
ならば、そんな好きなお店たちを豊かな大自然に集めるってどうだろう。

…そう、いつかそんな"珈琲の森"ってイベントを開催したい!

ほんとにほんとに夢物語って思うけど、美味しい珈琲屋さんたちをお誘いして、私にとっての楽園みたいな空間を開きたいのだ。
だって、緑に囲まれて美味しい空気の中飲む珈琲って絶対最高だ。そう思いませんか?
自然の中で丁寧に淹れられた珈琲を堪能したい。

普通の会社員をしている私だけど、そんなイベントを5年後、10年後でもいいからいつか実現したい。
開催の折にはぜひ皆さんも美味しい珈琲を堪能しにきてください。

実現に向け勉強しなければならないことはまだまだたくさんある。むしろ課題しかない、山積み状態。がんばります。
ここから先私がどんな風に道東に関わっていけるかって考えるだけでワクワクしている。

私だけじゃない。
きっとドット道東が起こしている道東ムーブメントにワクワクしている人はたくさんいる。皆さんもそうでしょう?
このビッグウェーブ乗るっきゃない!ハッシュタグ『#道東の未来』で、理想のバトンを繋ごう!

クラウドファンディングは8月末までだそうです。

おわり。

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(柳町公園、夏もいいけど冬歩くと楽し〜です!)

#道東の未来 #ドット道東 #みんなで繋ぐ理想のバトン #北海道 #釧路  


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